January 03, 2008

あけまして

あけましておめでとうございます。
今年もこの体と脳みそをめいっぱい使って、楽しみながら、
自分を磨いていきたいと思います。
それから、みんなが平和のうちに、幸せでありますよう。

大晦日の晩は、とむ、あっちゃんとKOZOくんとで2年参り(←というのは、ここらへんだけと聞いたけど、
まだ年が明ける前に神社にでかけ、年を越して詣でることです、、、)に出かけました。

もの好きなわたしたちは、岡谷に住むとむを迎えに行ったらもう少しで年が明けそうに
なったので、近場の下社秋宮で年を越し、おびえるとむの手をひいて
どういうわけか万治の石仏を見に行き、それから手長神社を詣で
(ふるまい甘酒にも、間に合わず…でもすこぶる雰囲気のよい神社だ)
それから上社本宮を詣でるというもの好きなフルコース…参道で甘酒やお蕎麦をいただいたり、
ほうぼうで焚き火にあたりながら森のことやいろいろ、おしゃべりしたり、
熱すぎるワンカップをふうふうしたりしてて、帰宅は4時頃。その頃にはKOZOくんの車の
後部座席のドアがついにかちんかちんに凍りついてて3人がかりとかでもびくともせず、
助手席から乗り降りした私たち。

上社の鳥居の前の茶屋に立ち寄ると、すでに焚き火のおきになってたのを、
寒いからと、なんと、、、新しい割り箸をくべて火をおこしてくれました。
それは近所のつぶれたお店の箸袋に入ってたのですが、割り箸は
未使用の新しい割り箸で、あんまりびっくりして、隣にいたとむをぎゅっと抱きしめてしまったが、
そのあと火を見つめながら、年末考えていたように、センチメンタルになりすぎず、
自分にできることを地道にずっとやってくしかないなあ、とまた思いました。

KOZOくんが、
「自分の箸を持ち歩くなんて、10年前とかさあ、そんなの想像つかなかったよね」
というようなことを言ってたけど、ほんとにそう。
ばかばかしい原油高で、有用な燃料資源としての薪や、
薪ストーブや、唐松ストーブなんかが脚光を浴びるようになって、
世の中にもだんだんに変化が見られるようになってきました。

多くの人の関心が高まるということは、まずたいせつなことなあと思います。
薪など国産材の利用率を高めることで、行き過ぎて古くからの生態系に
影響を与えている唐松や杉の人工林の間伐を、効率よく進めていくこと。
日本の森林にもっと手を入れて、国産材を利用する率を増やして、
広葉樹林の割合を増やしていくこと、ダムに頼らない豊かな水源の保全と確保、災害への対策、
海外の森林の大規模伐採を減らしていくこと…。

林業をやってる友だちは実際に山に入って木を切っているわけだけれども、
その材木の利用方法を考えることとか、効率よく利用するための運用システムを
考えることとか、自分の使っている木や紙はどこから来てどのように作られたものなのか
調べてみたり、木材を実際に使うことや、または選んで使わないこと…
いろいろな関わり方ができるなかで、自分はどのように関われるかと、知恵を絞ること…

どのように在るか、どのように生きるかって、
食べるもの、着るもの、住む場所、どう行動するか、
ひとつひとつ試行錯誤しながら実践して、考え考え自分なりの選択をしていくことって
人生においてとてもだいじなことと思います。そして、もちろん、ものすごーく、楽しい。
めんどくさいなと思うことや煩わしいこともあるし、時間もかかるのだけれど、
やってみると意外になんでもないこともあったり、いっしょに楽しめる
友だちがいたりすればよけいに楽しくて手間も感じなかったり、
何よりも安心で気持ちがよいということが自分にとってはたいせつだったり、
できることが増えていく喜びがあったり。
(あまりにも自分が何も知らなかったりできなかったりすることに往々にして気づきますが)
生きるということへの、自分の想いみたいなものって、
ここ半年くらいで大きく変わったなあと思います。出会い、導き、時間、自然、
…ありがたいことです。

なかじ~とまきちゃんがタスマニアから送ってくれた絵葉書が、
まるで年賀状のようなタイミングでぽろっと届きました。どうもありがとう。

おだやかなお正月です。毎日、天気がよくて。
昨日は小淵沢まで出かけましたが、富士山が立派に見えました。

それからゆうべは家族といとこ一家とで新年会でした。
米沢の山の入り口らへんの、しし鍋屋さん。
お肉を食べるのをやめているので、ご主人が特別に手間をかけて山女を
焼いてくださいました。立派でおいしかったこと。
毎年、ここのお母さんが料ってくれる先付けをすごく楽しみにしているのですが、
今年はじこぼう、青トマトのカレー味ピクルス、蕗味噌、こごみのくるみ和え、
蜂の子の甘露煮、など。蕗やこごみはこのシーズン、
猟の最中に、土からやっとでたところを見つけていただいてくるのだと
言ってました。くるみは、鬼くるみ。シンプルで手間ひまかけた、山の幸がごちそう。

今日は夕方、本家に行ってばあちゃんとおしゃべりしてきました。
うちのばあちゃん、91歳になります。
「今年が最後だから」なんて言って、お年玉くれようとしたりするが、
昨日立ち寄ったときにお年玉を渡し忘れたことを悔やんでたり、
孫の結婚式の写真をまだ見てないとすねてみたり、ちょっと鬱みたいなとこも
あるんだけど、かわいいばあちゃんです。
おばちゃんの蕪の味噌漬けがあんまりおいしいので作り方を聞いたら、
ここらへんで、「すわいち」という味付け味噌があるが、あれだって…。

さて、3が日も終わり。いいお正月でした、ありがたい。
アパートの片付けとか、これからの算段をどんどん進めていこう。
年末にアパートにある大量の本、一冊一冊帯を見つつ、売るものと残すものを見定めたが
ほとんど残すもののほうになっちゃって、本はもう手放せないのかと覚悟を決めかけたが、
2年参りでひいたおみくじに「古いものを手放して新しいほうへ」と書いてあり
なんだかポンと背中を押された気分です。気が変わらないうちに、仕分けをもう一度
やってみよう♪…そしてもはや2年越しのあの人とのことも、まっさらな気持ちで
もう一度考えてみている私です。思い込みとかかけてきた時間とかに人間どうしても
自分で思ってる以上にとらわれてるもので、なかなかニュートラルな気持ちになれないものね…
信じているものがどんどん細分化されて強くなってきているから、それに比例して
できるだけニュートラルでいられる視線を持つことがだいじだなあと思う。
自分ひとりだけで生きてるわけじゃないからね。

投稿者 chaco : January 3, 2008 12:00 AM
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