January 24, 2008

真冬の底から…

出かける予定がなかったので、のんびり家でクッキーなど焼いて本を読みながら過ごす。
離れて暮らしている恋人になかなか会えないので、ときどき焼いたお菓子なんかを
送るようにしているのだけれど、このあいだ年明けに送ったときに、
「あなたは今仕事をしてなくてお金を無駄に使えないんだから、
クッキーを送るためにお金を使うのはよしてね」という趣旨のことを言われていた。
そのときはそうだねー、気遣ってくれてありがとうね!などと無難に答えておいた私だ。

で、ビスコッティがおいしく焼きあがり、
先週引っ越したばかりの彼に住所を聞いてなかったと思って
夕方電話で聞いてみると、きっぱりと送ってくれるなという答えだったので
悲しかった。思い切りへこんで暗い声になる私に
いかにこのあいだのケーキがおいしかったか、とか、焼いたクッキーは友達に
わけてあげればいい、とか、この間話したときはもう送らないって言ってたじゃん、とか
やさしい声で、でも頑なに送る必要はないからねっていうので、ほんとうに悲しかった。
こんなことでぺしゃんこになるなんて、とわれながら情けなく思うが、
焼いたクッキーが食べてもらえないことが悲しいんじゃない。

夜、布団に入ってもまだ悲しい気持ちが続いていて、それにとても寒かったので
もうひとりでいるのはいやだなあと心から思う。
会っていればなんでもないことのいろいろが、
ちょっと今日は無理だって気持ちになって悲しかった。
涙が出てきそうだった。
早く春になればいいのに。

投稿者 chaco : January 24, 2008 12:00 AM
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