September 03, 2006

『遠い夏の日』

公園にゆく。
家なき子らがベンチを占拠している。
イイ顔で寝ている。
夢? 夢ですかー、うーん、何かなー、やっぱふとん? 屋根さえあれば後は特に。
志が低いので、次に行かない。
遠くで打球音が聴こえる。
かきーん
懐かしいな、と幼い頃の自分を思い出す。
初めてグローブを買ってもらった小学三年生。
目を閉じていても眠りに落ちてはいない。
一日の大半は横になっているので、かなり危険度の高い虫か人間が来ない限りは身を起こすことも無い。
日が暮れる。
明日は晴れるだろうか。

って、これ寝てる人の心情やないか。

(了)

投稿者 yoshimori : September 3, 2006 11:59 PM | トラックバック
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