November 14, 2006

『至って健康DEATH』

父と話す。

「お前に言わなければいけないことがある」という。

何ですか、何なになに、と否が応でも盛り上がらざるを得ない自分。

父は溜め息混じりに述懐し始める。

以下はその内容。

■車庫から車をバックで出そうとした。
■人がいないことを確認し、後退し始める。
■親戚を見送った祖母(父の母)が車庫前に戻ってくる。
■父、祖母の位置が死角になっていて気付かない。
■「ギャー!」と聴こえ、何か乗り越えた感触がタイヤを通して伝わる。
■慌てて車庫内へと車を戻す父。
■再び何かを乗り越える。
■「またキター!」との悲鳴。
■車から降りる父。
■倒れている祖母。
■救急車と警察を呼ぶ。
■祖母の脚は、車両が二度乗り上げたにもかかわらず骨に異常は無し。
■幾日も経たないうちに元の生活に戻る。
■事情を知らない身内は、病院にて祖母がいるはずのベッドが空いているので激しく動揺する。
■(以下割愛)

「またキター!」というところで食べている飯を噴く。
父には、いやー無事でよかったと慰めておく。

ていうか、孫はひと月も具合が悪いというのに。

(了)

投稿者 yoshimori : November 14, 2006 11:59 PM | トラックバック
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