November 17, 2006

『水、いのちのゆくえ』

部屋にひとりでいるとー、
バスルームから物音がする。

水滴にしては多いな。
たたきつける水音のリズムが一定だ。

ちょぴんくん?
・・・。
ぴちょんくんだった。
しかも水道局かその辺のキャラと思いきや、ダイキンだった。

妖怪でいうと、属性「現象の説明」、みずもらし。
水を大事に使わない子どもの足の皮を剥く、訳もなく剥ぐ、剥いて喰う。
勝手に付けた、いま付けた。

バスルームに行くとー、
夥しい量の水滴が、鍾乳洞を形成するが如く天井から落下している。
あらやだ、歯を磨くだけで、髪にワックス付けるだけでずぶ濡れかしら。

おそらく、階上の水回りの不備で漏れているのだろうが、特に被害もないので放置。
管理人に説明するのも面倒だからという理由でほったらかしに。

今日も何処かで誰かが蛇口を捻っている。

ぴちょん

ひぃ。

(了)

投稿者 yoshimori : November 17, 2006 04:44 PM | トラックバック
コメント

ウチにもいますよ
ぴちょんくん。

成長しています
ぴちょんくん。

Posted by: : November 17, 2006 10:34 PM

そろそろ事務所に電話しないとなあ。
ああ、まだぴちょんていうてる。

Posted by: ぴちょん : November 19, 2006 06:24 PM
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