May 28, 2007

『須崎、12時45分。』

昼に穴子丼を食す。

丼から大きくはみ出た穴子先生に何かしらの感情を抱き、特に美味ではなかったのだが完食するに至る。

穴子先生は鰻先生に似ている。
違いは鱗の有無。
穴子先生には無いという。

土佐郷土料理店にて「のれそれ」を頼む。
マアナゴの稚魚を生きたまま酢と共に躍り食いする郷土料理。
透明感のあるゼラチン質の稚魚は独特の触感を提供するが、
「こ、これはっ」というグルメなリアクションはない。

同品、淡路島では「洟垂れ(はなたれ)」と呼ばれているというが、何かぐっと食欲が減退するネーミング。
気持ちは分からんでもないが、コドモじゃないんだからストレートにものを言うなといさめたい。

(了)

投稿者 yoshimori : May 28, 2007 11:59 PM
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