September 28, 2007

『道玄坂2-7-4』

目を覚ますと、既に閉店の様子。
記憶の断片に残るは、氷が溶け切ってほぼ透明な液体で満たされたグラス、
ってそれさっきまで飲んでたやつじゃん。

分かりやすい週末の過ごし方。
始発が既に動いているのは周知の時間、タクシーを拾う。

個人。
シートがやわらかい以外、他との相違点も見出せないまま自宅へと向かう。
電車を乗り換えたり、階段を上ったりする行為を換金して家路へ。

えーと、次の信号で降ります。
え? わたしが最後の客ですか。
へー、遅くまで大変ですねえ。
じゃあ今日はお疲れ様ってことですかね。
あ、じゃあここで。

おやすみなさい、ってもう朝だけどな。

(了)

投稿者 yoshimori : September 28, 2007 11:59 PM
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