June 04, 2008

『ナ カ メ グ ロ 2 チョ ウ メ』

目を覚ますと、まだ五時って、全然眠れてねぇじゃん不眠じゃん不足じゃん、ただ横になってただけじゃないのさ、昨日に引き続き、足の甲から上に向かうと額までみっしりとかゆいわけで、塗布する痒み止めも無ければ、全てを忘れる錠剤すらも手元に無いってんで、とりあえず皮膚科に電話しようと、八時二十六分に呼び出し音を鳴らすと、何だか要領を得ない感でいっぱいの若造が出て、「あー、えー、と、八時半からなんで、八時半に」って切りやがんのこれが急患だったらどうするのかね、え、きみね、取り返しつかねぇ事態になったらさ、良心の呵責に耐え切れまいよってんだ、まあそれで、改めて問い合わせると、「初診は午前中のみの受付」なんて言うから、中抜けしちゃって、向かうわけですよ、皮膚科にね、そしたら、女医、しかも大学生みたいな、わっかりやすく突き放したものの言い方と、必ずタメ口で、目も合わさないし、触診らしき診察も皆無ってもんですよ、医道ってぇのは人道じゃないんですかね、西川先生、あ、でも、唯一の触診は右腕に×ってペンでなぞられたくらいかね、バツって書いた後、「あー、じんましんね」って見りゃわかんだよ、先生よー、まあいいけど、処方箋を受け取り、近隣の薬局へ向かい、マイルドな痒み止め、ハードな痒み止め、クリーミィな痒み止めを受け取り、遅い朝餉を頂くってぇと、頓服いたしますな、ソフトな方面の薬を飲むんですよ、水で、一時間くらい経つと、ぼんやりと、うすぼんやりとしちゃって、まっつぐ歩けないんですよこれが、ふらっふらで、もしかしたら薬が強いのかもなんてふらつき症状を件の病院に訴えたら、四人くらいたらい回された挙句、結論が「ひふ科の先生はぁ、いまいないんでぇ、明日来てくださぁい」なんてもう週刊誌沙汰か刃傷沙汰に発展しかねない発言をしやがるわけですよ、まあ戦う気力も無いし、例のクスリにやられちゃってるんで、駅のホームから転落しないように気を付けながら帰るしかないんですな。

jinbocho_b.jpg
※画像と本文が無関係とは言い切れません。

(了)

投稿者 yoshimori : June 4, 2008 09:51 PM
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?