August 22, 2010

『八月下席~神、秘スル赫キ露』

ペルーな煮込み料理があるという。
その名もアヒ・デ・ガジーナ
ただし、今回は本来のレシピを簡略化し、調理工程も使用食材も変更
「アヒ・デ・ガジーナ風鶏肉の煮込み」である。
以下はその対比。

<アヒ・デ・ガジーナ "Aji de Gallina">
◆鶏もも肉
◆米
■玉葱
◆人参
◆じゃが芋
◆赤ピーマン
◆グリーンピース
■にんにく
■パルメザンチーズ
◆牛乳に浸した食パン、クラッカー
◆アヒ・アマリージョ(黄色唐辛子=イエローホットペッパー)
◆胡桃
◆クミン
◆オレガノ

<アヒ・デ・ガジーナ風鶏肉の煮込み>
◆鶏むね肉
■玉葱
■にんにく
■パルメザンチーズ
■牛乳
◆サルサ・ロハ "Salsa roja"(赤いラテン系調味料)
(トマト、玉葱、トマトピューレ、ブラックビーン、とうもろこし、ハラペーニョ、ファイアローストトマト、砂糖、蒸留酢、塩、乾燥にんにく、コリアンダー、チポレ=燻製唐辛子)

レシピは割愛させてもらおう。
これだけ食材が異なるとなると、本家との対比が難しいから。
完成品、本来はイエローホットペッパー色になるのだが、サルサ使用の為に赤一色である。
正にサルサ頼みの一品
米の代用として、バタールやチャパティを浸していただく。

オリジナルの品はその食材から食事に他ならないが、後者は完璧にアテである。
少量でもはずんずくと進むのだ。

アヒとは唐辛子と理解しているのだが、はてガジーナとは何だろう。
後で知ることになるのだが、ガジーナとは中国語で「老母鶏」と書き、読んで字の如く「加齢により産卵が困難になった雌鳥」を指すという。

なるほど、ペルー流「冷蔵庫の中身をやっつける一品」だったかとはたと膝を打つ。
ラテンにおける残り物とは、鶏舎の隅でうずくまる老鶏も含むのだ。

(了)


追記:
<ほぼほぼなすづくし>
◆米茄子のピューレ“ババガヌーシュ” Baba Ganoush (Eggplant Paste)
◆丸茄子とモッツァレラ フルーツトマトのミルフィーユ ガルム風味 Eggplant and Mozzarella Mille-Feuille with Garum Flavoured Tomatoes
◆網焼き(骨付きラム肉、エリンギ、椎茸、平岡さんちの茄子=京都産)

投稿者 yoshimori : August 22, 2010 11:59 PM
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