January 19, 2011

『底抜けの酒樽』

四ツ足な一日。

◇猩
発熱している気がしないでもない。
顔も薄らと紅潮している気もする。
微熱と侮っているのだけに、検温する気は毛頭ないのだ。
絵的に分かり易い症状としてのが出てしまうと周囲がざわざわとし始め、最終的には今この場より排除されかねないので無くて幸いである。
とりあえず周囲に対するポーズとして、滋養強壮なドリンクをこれ見よがしに服用しておく。

◇狗
帰宅中、駅ビル内を歩いているとすれ違い様に右の肩を叩かれる。
遂に必殺のネリチャギで敵の脳天を踵でカチ割る瞬間が訪れたのかと戦戦恐恐としていたのだが、振り返れば旧知の先輩である。
再会を祝して飲みの誘いを持ち掛けるも、「これから面接」と断られる。
それでも次の機会を約して解散。
・・・ネリチャギは封印しておこう。

◇猪
常夜鍋(豆腐、白菜、豚ばら肉)と共に純米吟醸をいただく。
やがて物凄い睡魔に襲われ、日付変更前に気絶と相成る。

(了)

投稿者 yoshimori : January 19, 2011 11:59 PM
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