July 16, 2011

『日暮』

着流し下駄履きで近所を徘徊し魚の干物を買い求める行為に歪んだ悦楽を覚え、電車に乗り込んで足を伸ばしてみる。
がたんごとんと揺られて降りるは、世田谷区
仄暗い路地を進んで格子戸を引き開け、中に入るとカウンタアだけの席はほぼ埋まっており、空いた隙間に身体を捩じ込んで着座
目の前にある品書きに目も呉れず大将にそう云ってまずは冷酒を一合。
以下は覚え書きである。

突き出し◇長芋と雌株の酢の物、玉子焼き、鮪の漬け(芥子)
冷酒◇七田(佐賀・小城)
冷酒◇日高見(宮城・石巻)
四点◇鰹だしジュレとトマトの冷製、篠唐辛子の焼き、鱸の造り、玉蜀黍の白和え
冷酒◇豊盃(青森・弘前)
冷酒◇喜久酔(静岡・藤枝)
糠漬◇胡瓜、蕪、人参、ズッキーニ

程好くやっつけられて、からころ帰るのだ。

(了)

投稿者 yoshimori : July 16, 2011 11:59 PM
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?