August 25, 2011

『須田町の女』

一軒目、20時より飲んだくれ始める。
当店、ハイボールの価格は50円である。
気が付けば24時蚊の鳴く声の従業員より閉店ですと告げられて追い出される。

二軒目、24時過ぎより飲んだくれ続きである。
朝まで営業の中華料理店にて、店頭の大通りを休みなく中継するモノクロヴィジョンに映る人通りを眺めながら啤酒を注いだり海老炒飯他を食したりする。

29時、東雲(しののめ)色の空を眺めながら、石工に由来する友愛団体の謂れ因縁故事来歴を振り返ってみたところで、世界平和の実現に寄与する憂いは何処にも無いのだ。

(了)

投稿者 yoshimori : August 25, 2011 11:59 PM
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