December 28, 2011

『浴びせられた罵声』

<覚ヱ書キ>

朝:バゲット、クリームチーズ
昼:咖哩炒飯
夕:皿うどん(太麺)、啤酒

◇初めて入った中華料理店にて長崎ちゃんぽん的なメニューを頼む。
◇炒められたキャベツ、玉葱、烏賊、蒲鉾、何らかの練り物、浅蜊に餡かけと酢と芥子が。
◇何故か奥の円卓で飲んでいた従業員の関係者らしき女子から酌を受ける。
◇「いつもお世話になってます、みずほの姉でございます」
◇(「みずほ」とは従業員の名前らしい)
◇「あ、どうもご丁寧に」
◇みずほ 「もー、ちえちゃん、うちはそういう店じゃないんだから、すいませんねぇ」
◇やがて店の女将(ママと呼ばれている)登場。
◇ママ 「何、みずほ酔っ払ってんの?」
◇ちえ 「そうなの、あたしが飲ませちゃったの、ママごめんなさい」
◇ママ 「みずほ、もう帰りなさい、役に立たないから。あんたには店は任せられないね、三つ子の魂百まで云うでしょう」
◇みずほ 「・・・」
◇ちえ 「ママごめんなさい、あたしが悪いんです、みずほは悪くないんです」
◇ママ 「ちえちゃんはいいのよ、でもみずほは駄目よ、さァ帰りなさい」
◇ちえ 「ママごめんなさい、ママごめんなさい」
◇従業員みずほが前掛けを外して店を出てゆく。
◇ちえ 「ママごめんなさい、ママごめんなさい」
◇ママ 「酔っ払って仕事できるかっっつーんだよ、ふざけんじゃねぇってんだよ。みずほ、これが初めてじゃないんだから、くせンなるからな」
◇ちえ 「・・・ママごめんなさい、ママごめんなさい」
◇ママの啖呵に恐縮し、早々に店を退散するしかないのだった。

(了)

投稿者 yoshimori : December 28, 2011 11:59 PM
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