February 08, 2012

『管理人と二号室と壊れた脚立』

<覚ヱ書キ>

朝:ツナマフィン、ハッシュポテト、プレミアムローストコーヒー
昼:掻き揚げ蕎麦
昼:皿饂飩(軟)、啤酒

◇午前7時、JR山手線にて聞き慣れぬ車内アナウンスが女子声で流れる。
◇『本日、目白駅では××××の受験日の為、夕方大変な混雑が予想されます。目白、目白駅に到着です。それでは、受験生の皆さん、頑張って下さーい』
◇・・・大人が頑張る為にはどうしたらいいんでしょうか。

◇最寄り駅から自宅に向かう坂を上がる途中で外国人男性から声を掛けられる。
◇振り返って見ると、その男の耳ピアスにはチェーンが付いており、鼻ピアスに連結している。
◇背後には似たような格好をした女子をふたり従えている。
◇「スミマセン、エイチアイエス、ワ、ドコニアリマスカ」
◇「HIS?」
◇「ソウ、トラヴェルカンパニー」
◇「あー、えっとね、これまっつぐね、ゴーストレート。で、道路渡る、クロスオーバー? 階段上がる、ステップアップ。分かった?」
◇「オー、アリガトゴザイマス!」
◇後で気付いたのだが、それはJTBだった。

◇警察用語で「ヤマ」とは「炭鉱」を指すという。(『新宿鮫』より)
◇そういえば、以前江東区勤務の頃、交番勤務の警官がホームレスな初老の男性に対して同じ発言をしていた記憶が甦る。
◇「おっちゃんな、ヤマ行くか? それしかないだろ」
◇警官は「働け」と促していたのだな、きっとたぶんそう。

(了)

投稿者 yoshimori : February 8, 2012 11:59 PM
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