April 13, 2012

◆『250億ウォンの再建費』

本日ァ新富町での落語会でござんす。
微妙な空模様ながら会場を目指しますな。
当建屋、数年前に知人の婚礼で訪れて以来でさァね。

『第壱回 銀座ハイカラ寄席 ~一龍斎貞水・柳亭市馬・桃月庵白酒~』
@銀座二丁目・銀座ブロッサム(中央会館)ホール

後に述べる講談師の先生が釈台の置かれた講座に上がるんですがねぇ、名を表す「めくり」が捲れてませんで、不意に脇から現れた法被姿の主催者側の方が公演中に捲りに参ります。

一龍斎貞鏡◆山内一豊馬揃え

「今年の二月で二ツ目になりました」
「もう前座ではございません」
「二ツ目になって何が嬉しいかと申しますと」
「前座がお茶を淹れてくれるんですね」
「『ねえさんどうぞ、お茶です』」
「うむ、(茶を啜る)む、おい前座、茶がぬるいぞ」
「なんて云える立場なんです」

桃月庵白酒◆代脈

この方のぷろふぃーるを眺めますと、「早稲田大学除籍」とあります。
「自主退学」ではないんですなァ。
在籍制限の八年を越えたんでしょうかねぇ。

本編:
大先生の代脈として病家回りの銀杏、触っちゃァいけねぇ下腹のしこりをぐっと押します。

柳亭市馬◆片棒

本編:
次男、銀次郎の件(くだり)でやっぱり唄う市馬師匠でございました。
「そーれそれそれ、お祭りだー」
『お祭りマンボ』
作詞・作曲:原六朗
歌唱:美空ひばり

お仲入りで御座ィます。

一龍斎貞水◆江島屋怪談

幕が上がりますと、舞台に所狭しとばかりに小道具が置かれております。
貞水先生の云う「立体怪談」の意味を理解した瞬間でございました。

「幽霊、お化け、妖怪の違いをお教えしましょう」
「幽霊は美人と相場が決まってますね」
「しかも絶世の美女でないとなれません」
「お化けは十人並みの女がなりますね」
「妖怪は・・・うちの女房みたいなの」
「・・・あはははって、おかあさん笑い事じゃないよ」

追い出しが鳴りましてお開きで御座ィます。
雨が降り出しておりまして、歩くのに難儀しますな。
建設中の歌舞伎座があります東銀座へと移動しまして、雑居なびるぢんぐの中に偶々見付けた韓国料理店へと入ります。
こちらの店主はやはりと云いますか半島の方でして、あたしが額に飾られた「남대문(南大門)」の写真を眺めておりますと、話し掛けて参りました。

「これね、燃えちゃってもうないの」
あー、これニュースで見ましたよ。放火でしたね。もう何年も経ちますよ。
「そう、2008年。しかも政治的意義も何にもないんだよ。これ燃やした奴、銃殺刑にするべきだね」
・・・懲役じゃァぬるいですかね。
「ぬるいよー、もう公開処刑でいいよー」

話題が微妙なので相槌を打つわけでもなく、あはははーと曖昧なりあくしょんにしまして、さて何からいただきましょうかねぇ。

(了)


<覚ヱ書キ>

◇『ぜったい好きになってやる!』 みうらじゅん(筑摩書房)、読了。
◇・・・近すぎる、他人と思えない。

投稿者 yoshimori : April 13, 2012 11:59 PM
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