April 22, 2012

◆『17絃の演者』

本日ァ牛込神楽坂での落語会でござんす。
少ぅしですが、「足元の悪い」空模様で御座ィます。
当然、傘持たずでして、しっとりとして参ります。
そんな情弱なあたしではござんすが、何でも三井化学岩国工場が爆発したらしいですな。
・・・まァ大久保通りを歩く通りすがりの方が携帯電話で話してる内容を拾っただけですがね。

『第四回 中町寄席』
@新宿区中町・中町図書館ことぶき館

館長さんのご挨拶から始まりまして、新宿区では恒例となりました「図書館民営化」に話が及びます。

桂扇生◆寄合酒

「この図書館は中町(なかまち)と呼ぶのですが、住所は中町(なかちょう)なんですね」
「この回も四回目なんで、たまにはいつもと違う道を通って会場に来ようかと思いまして」
「近くには宮城道雄記念館なんて建物もあるんですね」 ※箏曲家
「そうしましたら、行く方向は分かっているのですが、どうしても道が抜けられませんで」
「結局、いつもの道に戻る破目になりました」

サゲ:
「お前ェもう一生飲まねぇてぇ云ってたじゃねぇか」
「んーだから、二升そっくり」

サゲの後、扇生師匠は蒲団より立ち上がりまして袖に下がろうとしますと、緋毛氈下の高座が崩壊しまして、扇生師匠は壁側に落ちました。
幸い立ち上がった直後でしたので、「地震じゃないですよー」という一言で去って行きましたが、内心気が気でなかったと思います。
四角の卓を二つ並べ二つ重ねただけの微妙な造りでしたてんで、これは危ないという事で、お客さんより指摘を受けた図書館長は、最前列に座る外国人の方と二列目の年配女性の方の助力もありまして、二つ並べの二段積みとして、仲入りは過ぎてゆくので御座ィます。

桂扇生◆愛宕山

扇生師匠、先程より手狭になった高座に着座しますが、出囃子が鳴り止みません。

「まァあんな事ぐらいじゃァあたしは驚きませんよ」
「高座が崩れるてぇのはよくありますよ」
「先日は飲食店の方からお呼ばれしまして、即席高座をこさえていただいたのですが」
「屏風を立てようとしましたら、いまいち高さが足りませんで、テーブルの上に置いてました」
「そうしましたら、落語の最中にあたしの頭に倒れて来ました、屏風が」
「だから、あんな事ぐらいじゃ驚きません」
「それよりも、お辞儀しても出囃子が止まらないのには驚きましたねぇ」
「まァでもこれは仕方がないです」
「先程館長さんが仰ってた通り、新宿区立図書館は民営化してまして、人が少ないんですね」
「下の図書館の方には三人しかいません、嘘です」
「この落語会は主に館長さんに手伝ってもらってます」
「まァ館長さんが図書館に居ても役に立ちませんからね、おっと」
「・・・第五回の演者があたしじゃなかったら、今の一言が原因だと思ってください」

追い出しこそ鳴りませんが、お開きで御座ィます。
折角の神楽坂ではありますが、えすにっく寄りなあてを求めまして、飯田橋より総武線に乗るとしますかねぇ。

(了)


<覚ヱ書キ>

◇胡瓜梅肉和え、アヴォカド酒盗、すーぷ餃子、香草餃子(パクチー)
◇ボルジップ・サムギョプサル ※「蜂の巣三層肉」の意

投稿者 yoshimori : April 22, 2012 11:59 PM
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