July 04, 2012

『侵略と統治』 (第26回)

◇女である。

◇体制側に加担した内戦は順調に反乱軍を駐屯地ごとに壊滅させている。
◇物語上、王国の悪政に苦しむ民の為に立ち上がる革命軍リーダー!的な流れと思いきや、反乱軍の首領はどうにも王の座が欲しいだけの選民思想で差別主義全開なエゴイストで、人種の異なる自分には協力する気さえ皆無である。
◇実は前職にて、かの国の宗主国たる帝国における当代皇帝を暗殺してしまった後ろめたさもあって、罪滅ぼしも兼ねての体制側にて再統一を目指すのだ。

◇前回攻められる側を経験し、防衛を果たした後は、敵陣への攻めの一手である。
◇全滅させずとも要塞さえ奪えば任務完了のはずが、持ち前の潔癖さからか、敗走する兵を全力で追い駆けて、背中からばっさりした後、身包みを剥ぐという、戦場追い剥ぎが止められない。
◇そんな非道な軍人ですが、新兵の頃はとうに過ぎて今や名実共に指揮官であります!
◇さァ内戦終結に向けて、正義と平和の名の下に殺しまくるぞう。(しっかり)

(續く)

投稿者 yoshimori : July 4, 2012 11:59 PM
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