November 13, 2013

『突発性遷都症候群』 (第肆回・最終回)

06:53
起床。

08:17
ゲストハウスをチェックアウト。
終日京都きぶんを味わおうと思う。

08:22
東本願寺(浄土真宗大谷派 真宗本廟)@下京区烏丸通七条上ル常葉町
山門から山門へ広い境内を斜めに通過する。
実家は「お西」派なんだけど。

08:43
@下京区東塩小路向畑町
前々日に塩小路近辺で拾われた70代タクシードライヴァーより申告のあった「僕でもおいしいと思って喰える」という麺専門店へ。
・特製
隣席には平日早朝ながらオール明けの男女がサワーを傾けながらの歓談中。
ひとりとして余すところなく夜の仕事の風貌。
ですよねー。

09:09
京都駅に到着。
一日乗車券を購入。

10:01
銀閣寺(臨済宗相国寺派 東山慈照寺)@左京区銀閣寺町
そぼ降る雨が。
よく「金」と比較されて地味めとされるが、やはりそれなりに趣が。(とはいえ地味)

10:31
「哲学の道」とやらを歩いてみようか。

10:47
@左京区鹿ヶ谷法然院町
銀閣寺から南へと続く哲学の道に面した純和風のカフェが併設された「あぶらとり紙」を取り扱う店舗へ。
店頭までタクシーで乗り付けた女子4人組から撮影を依頼される。
…この旅で唯一人とのふれあいがあった瞬間だ。

11:12
大豊神社@左京区鹿ケ谷宮ノ前町
「狛ねずみ」が境内にあるというが、中には入ってないので見ていない。
…浦安で二足歩行しているあいつのフォルムだったら残念だ。

11:25
熊野若王子神社@左京区若王子町
山道より20分ばかり登山すると南側の裏山に同志社創立者として知られる新島襄とNHK大河ドラマで知られる八重が眠っているという。
…革靴履きなんで登りませんけどね。

11:58
永観堂(浄土宗西山禅林寺派 聖衆来迎山禅林寺)@左京区永観堂町
警備員の数がものものしく、よほどだいじな「寺宝」があるのだろうと勘繰る。

12:10
南禅寺(臨済宗南禅寺派 瑞龍山南禅寺)@左京区南禅寺福地町
境内は広大な上に参拝客も多すぎて山門辺りで撤収。
大型バスが鬼神の如き勢いで激しく往来していて殺伐さ加減に暇がない。
門前には「湯どうふ」の暖簾や看板を掲げた店であふれている。

12:40
平安神宮@左京区岡崎西天王町
…中国人観光客の姿しか目に入らない。
着ている服の色合いと髪型でそれとわかるのだ。

13:19
バス待ちをしているとまた雨が降り出す。
傘を持たない人々の行動を不思議そうに見守る。

13:43
八坂神社@東山区祇園町北側
人があふれている様子が外から伺えたので、交差点の向こう側から眺めるだけにした。

13:58
茶わん坂@東山区清水
石柱には「左 清水旧道 右 清水ちかみち」とある。
女坂と男坂みたいなニュアンスか。
当然右へ。

14:04
清水寺(北法相宗大本山 音羽山清水寺)
あの舞台から飛び降りるきもちを代弁するほどに決断を迫られた状況さえ見い出せない。
クレーン等の重機類が幾つか見えて通常の景観ではない。
「音羽の滝」に関しては渋滞が発生していたのでスルー。

16:01
@左京区鞠小路通り今出川上ル
知人に依頼された和菓子を求め、東京でさえも購入可能なのにわざわざ本店を目指す。
カメラクルーが付近で待機しており、購入直後に撮影が始まる。

17:01
再び先斗町へ。
最後の晩餐はこの地で戴こうと散策。

17:33
@中京区西木屋町通り三条下ル山崎町
徘徊の果てに見つけた職住町屋の暖簾をくぐる。
…京都のひとは愛想がないと云うが、ほんとにそう。
以下は喰い散らかした遅い昼食き。
・伏見とうがらしとじゃこ煮
・ゆどうふ

ぼちぼち東京へ帰ろう。

18:53
さよなら京阪、のぞみで帰るょ。
都内に到着後、まっつぐ帰ればいいのに宇田川町で飲んだくれている。

24:50
深夜まで開いている台湾料理店で喰い散らかす。
・油淋鶏
・水餃子
・もやし

帰宅後、未明に気絶。
後日に襲う筋肉痛に怯えながら。

(了)

投稿者 yoshimori : November 13, 2013 11:59 PM
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