January 26, 2016

『体制側としての緑化抗争』 (第2回)

◇スマホのゲームをプレイしている。
◇歩きスマホな人々を心底軽蔑していたが、これを始めるとわずか数メートルの移動さえ困難になるので、やはり歩きながらプレイとなり、人のことを云えない身になってしまった。
◇…怪我する前に改善せねば。

"Ingress (2013/Niantic Labs)"

◇「グリフハック」というミニゲームが存在すると知る。
◇「ハック」長押しにてスタートするこのゲームは、図形の一筆書きをなぞるという内容。
◇…記憶障害の自分にはハードルが高すぎてさっぱり成功しない。

◇「ファイア」長押しからのタイミングよく話すと20パーセント増の攻撃が可能と知る。
◇ポータル破壊しまくるぜ、ヒャッハー!
◇…と意気込んでみたものの、高レベルなポータルは削るのも大変なのだが。

◇僻地にて自陣化したポータルのメンテナンスをしていたら、いきなり青色に変わる。
◇すぐ近くにいる奴の仕業に違いない! おおおお前か!
◇…とはいえ、現実世界で何をしても仕方がないので、そこは大人としてスルーせざるを得ない。
◇挙句、高レベルに強化してやがってて防備に抜かりなく、こちらの反撃を許してくれない。
◇…ききき今日は勘弁してやるがな、つつつ次は覚えてろよ!(遠吠え)

◇深夜、山手線に乗っていて原宿から渋谷に向かう線路上に「MUFGカプセル」がドロップされているのを発見する。
◇これはアイテムの保管だけではなく、増殖する機能も備えたヴェリーレアな逸品だ。(三菱東京UFJ銀行:提供)
◇「取得」対象として掴んでみたものの電車移動している為、エリア外として認識されたらしく拾えない。
◇渋谷駅で降りてまた外回りに乗り込んで拾う行為をリトライ。
◇取得表示が消え、ゲットしたかと思いきや、「インベントリ」には普通のカプセルしかない。
◇血の涙を流しながらももう一度アタックするが、時間的に終電のラストチャンス。
◇しかし、もうそこにカプセルの姿はなかった…。
◇…破壊衝動さえ辞さないほどに悔しいとは云ってみるが、落ちた物を拾えなくて泣き喚くのは大人げないと思った。

(續く)

投稿者 yoshimori : January 26, 2016 11:59 PM
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