October 04, 2007

季節の変わり目と私の脳みその網目

先週から耳のうしろにコリコリしたものができてるが、
何科で診察を受ければいいのかよくわからない。
とりあえず母の勤めている病院へ行く。が、休診日だったので
内科のI先生に空き時間にお願いして診ていただく。
…内科って、遠いなこりゃまた。

I先生は相変わらず拝みたくなるような仏顔というか姿かたちであった。
で、原因がわからないものの「うーーん、これ、ちゃんと調べるとなると
開いて中身出さなきゃいけないんですよね…
注射器でちゅっと組織を吸うとかじゃだめなの」とか言うので
「では、いいです…様子を見ます…」と帰ってきた。
なんかでも、中国にいたときよりいいような気がするので大丈夫だろう。
多分風邪のせい?

それにしても病院ひさしぶりに行った。
私は母の勤めている病院はちょっと他より窮屈じゃない感じがしてすきだ。
そのかわり困ったさんもいっぱいいそうで、スタッフはたいへんそうだが。
お金のあるなしとか病状のむつかしさとかに関わらず分け隔てなく
受け入れをしているので、なんだかいつでも他の病院を断られちゃった
患者さんが運ばれてくるし、ホームレスとか、まあいろいろ、問題を
抱えた人もしかたなくやってくる感じで、それはたいへんそうだ。
でもなんか笑ってやってるみたい。そういうのを見ているとすごくほっとするなんか。

ちなみさんのお店で貝殻で作ったランプシェードを買う。
葡萄みたいな色のと、緑のやつ。
部屋でのんびりひとりの時間を過ごせるように。
しましまの着やすい感じのニットも。
秋の服うれしい、長袖の感じも
すっぽりと体が包まれる安心な感じも、
暗めな色合いやニットやスエードの素材も。

夜はマッサージに行った。
女性専用で、マンションの1室でやってるすごくひっそりした感じの
特別なサロン。さらさらと足をなでるようにマッサージをして
チャクラのエネルギーの流れを整えてくれる、というマッサージです。
もう、ほんとうにこりゃーだめだー、ってなったときは、行くところ。

ハンドマッサージをお願いしたら、それを練習中のボディーマッサージに
変えてくれて、1時間半もすごくディープにマッサージをしてくれて
ほんとうに融けた~っていう感じで体が軽くなったのには驚きました。
とにかく、頭なんてどう自分でリセットしていいのっていうくらいがちがちに
なっちゃってたので、ほんとスポン!って栓が抜けてくくらい、
軽くなって気持ちがよかった。

帰りにあまりにもすばらしいおでこと美しい肌を持つ、大すきな
友だちに偶然会うことができた。ずっと会いたかったので、うれしい。
なんか、いつも、おかあさんっていって抱きつきたいような気持ちになる。
豊かなおっぱいのせいか…いや、あの笑顔か…。
彼氏、うらやましいなあ。

そして、1年ぶりくらいにわりとたくさんめの牛乳を飲んだら、
朝おなかを壊しました…び、びっくり。なによ…

さて、明日から台湾に行ってきます。
プライベートで海外に行くなんて1年半ぶり?かな。
家族みんなで海外もはじめて。多分、最初で最後かな?
楽しい思い出を作ろう。

そういえば、4月に訪ねたとき、北京の大柵欄という古い、
老舗の薬屋や茶屋がある通りがあるのだけど、その通りも再開発が決まり、
よさがさっぱり損なわれていた。

通りそのものや古くさい店たちはまだ存在するのだが、
もうあの古きよき魅力は永遠に失われた感じ。
そのうちあのお茶屋のお姉ちゃんの見事な茶を包む手さばきも、
ひらひら揺れる三角巾もどこにも見れなくなるのだろう。

がっくりしていたが、今日藤原新也のトークを読んで、オリンピックという
システムがもたらす世界の平準化に触れていて、やっぱりと思う。
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php

この間、友だちと話していて、「北京はどうなの?」と聞かれて、
オリンピックが終わるまで行かない方がいいと思う。と答えてから
そんな言い方もないよな。とかなにか自分のなかでひっかかっていた。

尋常でない欲望とシステムだけがものすごい権力で
暴力的に街を剥ぎ取ってしまう感じがおぞましかったのだけど、
もうでも古い町並みは失われて戻らないし、どう考えていいのかよくわからない。

たかだかこの10年、20年とかで、中国の都市部は全てを変えてしまった。
例えば蘇州の小さな湖、金鶏湖からは近代的なビルしか見えない。
「昔はどんな景色だったの?」といったら、私小さい頃はまだ金鶏湖まで行く
道がないですから、ほとんど見た記憶ないですよ。と言っていた。

がら空きの別荘たちが示唆するように価値観は全てお金中心になっている。
ZWは中国の古典的な詩をこよなく愛していて、ソファにも読みかけの詩があったり、
先々週の中秋の名月にはバルコニーに椅子を出して、
月の美しさを詠んだ唐代の詩を小学生の娘に教えたという。

結婚式の前には、漆で描かれたモチーフ画を、もうその伝統的な工芸では
喰っていけないという職人さんに頼みこんで、10枚も描いてもらったという。
実際にその絵をいくつか見せてもらったが、優れたモチーフと曲線がすばらしくて、
もう手に入らないと思うとなんとも惜しい気持ちにさせられた。

伝えるべき文化や芸術がたくさんあるのに、より便利なほう、
より見た目のいいほう、より時間のかからないほう、
よりたくさんのお金が生めるほうへ、人間をおいてどんどんどんどん進んでいる。

それにしても、ビルマ…日本ではミャンマーと呼ぶか、ビルマと呼ぶか、
という議論はなぜ起きないのか。今、長井さんが亡くなったことで
ビルマの問題がクローズアップされているようだが、
ことの本質をとらえてそういう議論に発展しないのがこの国のがっかりする部分というか…
(テレビも新聞も見てないので、もしかしたらされてるかもだけど)

投稿者 chaco : October 4, 2007 05:30 PM
コメント

What is here it is a great piece of information. But first of all I must say all the visitors. . And now I must say that I have post http://www.rockasho.com/chako/archives/003705.html on my Twitter profile. And this because in the end I found what I was looking for. What you share here is really very good information. When I saw this tittle, 新・茶子日記: 季節の変わり目と私の脳みその網目, on my google search I was very glad. I think I found something that have the same ideea here http://www.toplevel-traduceri.ro, I'm not sure but I thing it was the same. All the best

Posted by: traduceri engleza romana : November 1, 2011 06:13 AM
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?