May 09, 2008

木が泣いている。

仕事が休みだったのでハウスのポット苗たちをひと通り見てまわってから、
笹原を歩いてよもぎを摘みに出る。

意外にあたりによもぎがない…のでヒントをもらい馨さん家の庭先まで
歩いて行くと、奥さんがおいでおいでと手招きして、
畑の土手で若芽のとこを好きなだけ摘ませてくれた。わ~い!

畑に出ていたおばあちゃんとおしゃべりしながら。
馨さんのお母さんだが、96歳、でも畑。げんき~。

よもぎの若芽の色ってやわらかで好きな色…。
みんな「もち草」って言ってて懐かしい響き…そう言えばそうだったなぁ。

採りたてウドをいただいたので、夜あく抜きして凍み豆腐とえのきと煮たら
おいしくできた。最近作る料理、変わってきたかも…昔ながらの田舎料理…
まわりにいい先生がいっぱいいるし、野草もちょこちょこ手に入るし…。


よもぎを摘んだ後、Yさんと白州へお出かけ。

BMW…と言っても、ナルチャンの新車のことではなく
…バクテリア・ミネラル・ウォーター…技術というのを導入している
白州郷牧場をアポなし見学。

事務所を兼ねた直売所に着いたが、定休日とかで無人なので、うろうろして
探そうか~と言ってるところへ「百姓魂」と書かれたTシャツを着たお兄ちゃんが
通りかかったので、声をかけてみたら農場の方だった。

バクテリアと数種類の石を使った浄水プラントをじっくり見せてもらう。微生物
とミネラルによる活性化で8000羽の養鶏と菜園を営んでいるそう。

鶏舎に近寄ると

「誰や~?おまいら…何しに来たんじゃ~!」

という感じで平飼いの数百羽が一斉に駆け寄り大騒ぎするので恐縮したが、二度
目三度目は黙殺されたので、すごくおかしかった。臭いは殆ど気にならず、水の
お陰だそう。

お昼は甲府まで足を伸ばし、農場の卵を卸しているというレストランへ。
同行のYさんは本業でコックさんなので食事にはこだわるから、
おいしいものにありつける。久しぶりに外食したが、いい店だった。

午後は、渡辺パコさんのセカンドハウス六兼屋、ヤマガラの森を訪ねる。
きちんと手入れされたお庭、薄紫のクリーピングタイムの花が一面に咲いていて美しかった。

2時間半ほど、植林のされた森を見せていただいたりお庭でお話したが、付近は赤
松が松喰い虫にすっかりやられ、倒れかけてる木がいっぱいで、
ひんぱんに木が鳴いていた。

きゅきゅきゅきゅ、きゅ~。

何回も、何回も…。
倒れるときに、木は鳴く(泣く)のです。

帰りに大泉でコーヒーをいただいて帰還。

木こりのKOZOくんに赤松の鳴き声の話をしたら、

「鳴き声が聞こえる森を蘇らせるぞ!」

と頼もしいメールが返ってきた。

投稿者 chaco : May 9, 2008 11:28 PM
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?