September 12, 2008

下諏訪散歩と喫茶店

通院でひさしぶりに下諏訪へ行ったので、ついでに御田町のあたりを
ぶらぶら歩く。今日も文句なく快晴。
種蒔きが終わったのですこし雨が降ってくれるとありがたいんだけど…。
とチラっとは思うものの、まあどうしようもない。なによりも、秋晴れきれい。

病院はなんだか…‘健康のための健康を求めてる’みたいでなんだか違和感。
元気でやりたいことがあるから健康でいたいっていう底の気持ちからどんどん離れてくみたいだ。
お金が勿体ないのでもう行かなくてもいいかな…と思ってるのに
薬がなんとなく出されて、次の受診日が自動的に決まってく。
ハッキリ離れられない自分にちょっとイラっとしつつ。

庭の美しいお蕎麦やさんで昼食。

生わさびを自分でおろしていただくのだが、蔵を改装した店内の床が
多少でこぼこしているので、わさびをおろすとごっごっごっと小刻みに椅子が揺れる
低い音がしてちょっぴり焦ったが、他のお客さんの席からも同じ音が聞こえておかしかった。

この近くに好みの偏った本屋があるので立ち寄って熱心に立ち読みしていたら、
店の反対側がエッチな本とDVDコーナーになっていたようで、
近所のおじさんと店主のやり取りが聞こえてくる。

「うちはVHS、VHSっていう古いやつで、、、ないかね~VHS。
これはなんか、みんな新しいのでしょ?(←どうやらDVDのことを言ってるらしい)
…これボカシ入ってるんだよね?…今のはみんなねー。昔はさあ!(ため息)
おすすめ、ある?見てよかったの、ある?ううん日本ので。
…酒でも呑んだあと、することねえときにちょっと…いいんだよね」

などととりとめなくうれしそうに話すおじさんの大声が店内に響いていて、
内心くっと笑いつつ、買おうと思った本を手に、レジに行くに行けずしばらく本を
眺めていたが、そのうち店のこちら側にいる私に気づいたらしいおじさんは
急にひそひそ声になり、そしてまたうれしそうに、
「4000円かね、はいよ~ありがとね~」
と店を出て行った(らしい、ここ、音声のみ)。
店の外ではおばちゃんがコシヒカリについて熱弁をふるっており、
なんだか町場もけっこうおもしろいなあ。

本を買ったらメモ帳をくれた。うちには裏紙すらない(紙を使わないので)からありがたい。
「信濃デッサン館」「無言館」の館長の窪島さんの本、「鼎、槐多への旅」。

帰りしな上諏訪で予約しておいたコンタクトを受け取った帰り、
駅裏の昔ながらの眠ったような喫茶店でさきほど買った本を貪り読む。
あっという間に読了。
村山槐多好き。
ものすごい直球で図太くてクレイジーでぎゅんとなる。

投稿者 chaco : September 12, 2008 09:44 PM
コメント

>みやちゃさん
なんかよくわかんないけど、笑。
そうなんだあって感じ、笑。

呑んでる?

>yamanoさん
あの名刺も裏紙なんだ!すごい。

新聞もとってないし、紙を使う仕事もしてないし、
プリンターもないし、紙がうちにはないんだよ。。。

スーパーのレジ袋も、そもそも買い物に行かないので
一枚もなくてたまに不便する。

しようと思ってするわけではないんだけど、
そうなっちゃったっていう感じなんです。

なければないで、ないなりの暮らしに慣れてゆくね。

Posted by: 茶子 : September 13, 2008 07:14 AM

えー!裏紙さえないの?
すばらしい生活だね。
我が家には番組の打ち合わせで使用した裏紙をほんの一部だけ持ってきています。
カツが絵を描きます。
ものすごい量の廃棄が出ているので、硬い良い紙で出来ている楽譜を切って名刺にしています。
やっぱ、再生紙より裏紙だよね

Posted by: yamano : September 13, 2008 01:02 AM

おじいさん・・・?
ニホンのおじいさんは
4000円が 楽勝なのねぇ・・・。

オレはその分 呑んだほうがいいなぁ。

Posted by: みやちゃ。 : September 12, 2008 11:49 PM
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