もはや呑めない身体になってしまったのかしら。
はて。昨日ひさしぶりに赤ワイン飲んだらむかむかするなあ。
昨日は日本からのお客さんがあり、打ち合わせ後に会食、2次会。
台湾慣れしている比較的若い方なので、趣向を変えて、
忠考東路にあるVVG TABLEという創作フレンチのお店を予約。
おいしい…デザートも、おいしいし、インテリアもすてき。
女の子は絶対好きと思う。VVG、B&Bとかビストロとか、いろいろあるらしい。
VVGはVeryVeryGoodなんだって。中国語だと好様(ハオヤン)、また行ってみようっと。
ちょうどお客様が誕生日ということもあり、いい雰囲気でお祝いできてよかった!
とても喜んでもらえました。
2nd runはBARCODEっていうラウンジへ。
(お客さんのほうがぜんぜん詳しい。よく知ってるなあ…)
金曜の夜なので、12時くらいから俄然音楽もボリュームもあがって、
来てる人もおっされーな人ばっかり、外国人も多い。
こういうとこ来たのほんとに久しぶり…
でもミニマムチャージひとり1000NTD…プライベートでくることはまず、ないな。
台北ナイトライフ、垣間見せてもらいやした!
(それにしても、台湾のこういうおされな店はイケメンを売りにしてるのね…)
感動したのは、台北から桃園まで高速で40分くらいはかかるのだが、
タクシーで帰るというのに、上司が家まで送り届けてくれたこと。
彼の家は台北だというのに…深夜だというのに。嬉しいなあ。
(っていうと、けっこう台湾じゃあたりまえだって言われるけど、ねえ。
ありがたいよねえ、自分のためにこれだけ時間と労力を使ってもらえるのって。
人が親切だということは台湾のとてもいいところのひとつだと思う)
さて、ちょっと仕事の話。最近の私は書きながら自分の頭を整理するので、長いよ!
ここでの経験、外国で働くということについて。
ビッグボスは女性なので、そして私を台湾に呼んだ超本人なので、
私は彼女には比較的なんでも話すようにしているのだけど、
直属のボスは男性で、普段は冗談ばかり言ってるけど、昨日は少しお酒が入ってることも
あり、いろんないろんな話をした。
上司が「何か仕事上でミスがあったときに、だいたいのチームメンバーは
言い訳をまずするけれど、マリはすぐに謝って修正するのがえらいね」と
言ってたけど、これって日本じゃ普通では?
こういうとこにも文化の違いが現れてる気がする。
だから、
「ごめんなさい!すぐ直しますね」
とか
「次回から気をつけます」
などと私がいう度に上司が機嫌のよい理由がよくわかった。
まあ私もまず「次回からはそうします」と前置きしてから
「でも…」
って始まるんだけどね、不服なときは。
私が来てから、チームもだんだん変わり始めている。
まずは英語をより多く使うようになったこと、
これがビッグボスが私をチームに招いたひとつの理由でもあるのだけど、
セールスは英語必須なので、英語のスキルがUPすることはよいことだ。
(今週ひどく忙しかったので会議室にPCを持ち込んでメールしたりしていたが、
私のために英語を使ってもらってるのに他のことをしているのはよくないな、
来週から改めよう)
意図しているわけではないが、全然違うバックグラウンドを持つ日本人の私と、
ずっとこの会社でキャリアを築いてきている台湾人の彼らとの間で、
互いに学ぶことがたくさんある。
台湾人の営業は普通は顧客からの特別な要求がない限りは、技術面には疎い人が
多いようだが、日本のメーカーはそうもいかないので、私はとにかく技術習熟には人一倍
神経質。がんがん開発メンバーに聞きにいく(Lは光学のヘッドだが、RDに頻繁に
出没してはいろいろ質問してまわる私に「なんでちゃん」と命名…)し、必要とあれば
トレーニングコースを英語でアレンジしてもらったりもしていて、
そこにチームメンバーも招いたりして全体的なレベルアップには繋がってるかも。
それから長年ブランドのセールスだったので、会社の組織にもその名残があり、
プロフェッショナルなOEMセールスがいない。
私は完成品のセールスは初めての経験だが、前職はOEMセールスにより
近いファンクションだったので、他のメンバーに較べて判断が早いと思うし、
経験をシェアできる。
私が逆に学んでいること…
フレキシビリティさ、それから各人の責任範囲をつねに明確にした上で
全員が仕事に臨む点、
(カバーできない部分もでてくるのが欠点だけど、
そこは個々に立ち返っての調整が必要)
立場に拘らず自分の意見をはっきり言える点、
など私の今までいた環境とは異なる点、
いいと思える点がたくさん。
それから、比較的若い会社なので、あまりいろいろな制限がなくて、
いいと思えることはどんどん取り入れるし上司もやらせてくれる、
すぐにアレンジをしてくれるところはすごく心地がいいところだ。
(これは、私の上司のとてもいい点だと思う。
そして彼はスーパーセールスだ。
プレイヤーとして一流なので、学ぶところがたくさんある)
決定がとても早いのもいいところ。
上司の判断を待っているがために仕事が進まない、
ということはほとんどない。
とまどうこともあるけれども、経験することのすべてが意味深いというか、
絶対的な経験量が増えることと、
さまざまな角度からものごとが見えるようになること、、、
外国で働くことで得ることのできるよい部分だと思う。
日本がよい、台湾がよい、ということではなく、経験を生かしていくことが尊いのだと思う。
変化に対してオープンマインドであることを常に心がけている。
viewpointをいろいろに変えながらものを考えるということはここ最近とくに
意識していること。いろいろと混ぜこぜにしてしまいがちな私なので
正直得意ではないのだけれど、きっと脳みそのよい訓練です。
悲しいことやくたびれることももちろんたくさんあるけれど、仕事は仕事。
イコール私の人生ではない。
と心の底から思えるようになったので、平気になった。
そう、強くなったんですよ私…。
これは前職の経験+笹原での暮らしのおかげかしら。
それから、シニアレベルのセールスになったこと。
私は日本で部下を持ったことがないが、今度はマネージャーのタイトルをもらっている。
私が今やってるのは既存顧客対応もあるが、
大半の時間を費やすのは新規アカウント開拓なので、
具体的に部下がいるわけではないし、まだ環境と人に慣れることが先決だったので
今までそこはあまり気にしなくてもよかったのだが、
1ヶ月経過して、チーム全体を見ていくこともだんだんに求められつつある。
これはまったく新しい分野なので、多くを学べると思う。
…まあ、なせばなるね。と思ってるんだけど。あんまり気負いしてもね。
初めてのことは気負いすぎないこと。空回りしないようにね。
できないものはできないので、素直に心を開いて学んでいくこともとてもだいじ。
そして、来週からリーダーミーティングに出席させてくれるって!わーい!
各部門のリーダーが情報シェアをするこのミーティングに参加すると
事業の全体像が掴めるようなので、仕事をする上ではとてもだいじなのだ。
(でも、中国語かな…でも中国語がわからなくても、
一生懸命聞く姿勢をとることはとても大切なのだ。
実を言うと、トピックも理解できないことがあって、
それでも推測しながら話を聞き続けるのって
すっごいすっごい、一番脳みそが疲れることなんだけど。
何度もまわりに聞くことだって、気が引けることだけれど。
でもまわりはそういうところを必ず見ているものだ。
ポイントは当然上司が後でフォローアップしてくれるので
心配いらないし、もちろん中国語の勉強にもなるし、ここは我慢どころ)
透明性があがればあがるだけ、絶対的な情報量も増えてくるので当然負荷もかかるが、
より深いところで判断ができるようになる。
なかなか仕事は順調…楽しい。仕事で台湾に来てるので、
仕事が楽しくできるということは私にとってこの国で生活する上での基盤だ。
ありがたいこと。
ゆうべ、お客さんが「楽しくなくちゃねえ、楽しんで仕事してね」と言ってくださって、
私は年が上の人からそういうふうに言ってもらえるのは心底好きだ。
それはその人たちが芯からそのことを楽しんでないと言えないことだと思う。
べつに仕事でなくてもかまわない。
以前勤めていた会社の社長や、馨さんや、シャロムの臼井さんや、
いろんな人にそう言われてきたけれど、いつだってうれしい言葉だ。
さて、仕事の頭はぱちんとスイッチきって、週末をゆっくり過ごそう。
まずは掃除からかな~。
週末、すっごく冷えるそうです。台北でお友達とお茶の予定なんだけど、
何着てこうかな…