March 22, 2009
黒いのと、散歩。
ゆうべ寝つく前に、気に入りのワイングラスがテーブルから落ちて割れちゃったので
深く深く落ち込んでしばらく気持ちがおさまらず寝れなかった。
日本からわざわざ送ってもらったのになあ…
台湾の家の硬い硬い床、何か落としたら確実に割れてしまうのだ。
先日も日本から連れてきたスワロフスキーのサンキャッチャーを窓辺につるそうとして
しくじり、いちばん気に入りのが欠けてしもうた。悲しいよおー。
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先週インターネットで家庭教師を探せるサイトに登録したので、
それから日に1、2度くらい知らない「家庭教師志望」の方からお電話をいただく。
年齢や教師経験のさまざまな人から…言葉も
英語だけの人もいれば日本語を喋れる人までいろいろ。
実際に登録してみてわかったのだけれども、総じてレベルはあまり高くなくて、
面接したい、と伝えるだけの語学力（英語または日本語）がない人もけっこういる。
今日は日本語を勉強している大学生の女の子が電話をかけてくれたが、
お金を払ってなぜ「日本語を勉強したい」大学生から「中国語を習う」？？？
そのへんが台湾らしいというか、フレキシブルというか、何でもありっていうか
あたって砕けても気にしない、まずはいっとけ、という感じ。
（仕事でもそう、十中八九無理と思うし、逆に印象悪くなりそうだからいやだな～
とかいうと、「まあわかるけどまずはやってみてよ！」って言われることが多い）
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それにしても、あんまり先生が若いとなあと最近思うのだが（←年下に対する偏見）、
大学生って、21歳だって。
電話を切ってから、21歳の人と会ってお話して、いったい何の話をすればいいかなあと
思ったけど、そういえば私がベトナムに行ったりしてたのはまだはたちそこそこで、
今の私くらいの年齢の人に仲良くしてもらった。カンボジアをいっしょに旅したりね。
なんの話してただろう、よく思い出せないけど、仲よくしてもらったなあ。
彼女の息子があの当時4歳とかだったから、もう中学生ってことか…
会ってみたいな～。
ヌクチャム（ナンプラーで作る甘酸っぱいベトナムの基本のたれ）が大好きで、
人が見てないとおかずはそっちのけでヌクチャムだけ
こっそり飲み干しちゃう男の子だったなあ。かわいいの。
どんな男の子になってるかなあ…！
今はまだそのときでない、と、もう7－8年遠ざかっているベトナムだけれど、
「いつかそのときが来たら」そのときは行ってみたいな、ハノイ。
かつて自分が住んだことのある土地をいつかまた訪ねることを想像するのはいつだって
すこし甘くてせつなくて、楽しい。人生を何度も楽しめるみたい。
だんだんに黄ばんだ思い出と黄ばんだ人と自分も、いとおしいと思えるようになってきたので、
楽しめる幅はますます広がっているはず。
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さて、今日はほんとうにいいお天気で、
1水着を買いに出かけてマンションのプールで泳いでみる、
2.台北に出かけて買い物＆茶藝館でまったり、
とかいろいろオプションを考えてはみたが、やっぱり今週は
「桃園の休日」
がテーマだったと思い直し、
結局桃園にある「講読園」（台湾にある有名な茶藝館チェーン）の支店へ。
ここ、普通の人が来ていて、長居ができて、ごはんもおいしいので好き。
桃園のは初めてですが、池に鯉とか泳いでてけっこう広い敷地に離れがいくつもあって、
畳の小上がりや、いろんなしつらえの席が楽しめる。
阿里山茶をのんびりいただきました。
台湾の茶藝館はほんとうによいと思う。
（とはいえ、ポピュラーかというと、そうでもないみたいで
私のまわりの人に言うと反応が薄い。ちょっとびっくりするみたい、
おじちゃんたちの行くところ、みたいな感じかな？）
読書読書…。
最近ちょっとずつ暇ができたら読んでいる本「血液と石鹸」リン・ディン。
「ジブリの森とポニョの海」、それから星野道夫の「未来への地図」。
なんとなく日本を発つ直前に読みかけてた本をそのまま連れてきてしまったので
脈絡がないが、週に1度くらいはそのうちのどれかを少しだけ読んだりして、
そうすると脳みそのなかの使ってない部分が動くような気がする。
日本の本、紀伊国屋なんかでいくらでも買える（何割か高いけど）が
買ったら際限なく増えていくだけで、それも困りものなので、あまり見ないようにしている。
中国語読めるようになったら、図書館もありだろうか。
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茶藝館から地図を見ながら歩いて帰ってきたら2時間もかかった。
途中おもしろそうな店を冷やかしたり、犬と遊んだりしたりなので、
正味たぶん普通の人の足で1時間くらいかなあ。
（歩くの、遅い）
写真は、途中どこまでもいっしょに歩いてくれた黒犬くん。
どこまでも着いてくるので、ちょっと犬が心配になって立ち止まると、
むこうも立ち止まる。また、歩き出すと、ちゃんと車道からいちばん遠くまで
離れて、同じ速度でついてくる。途中の路地で彼が止まって、それきり見えなくなった。
かわいかったなあー。くしゅくしゅで。
家に帰ってシャワーを浴びて、洗濯をしていると、急に雨がざあっと降り出した。
なんだかここちよい…。
また明日もすてきな一日になりますよう。