March 16, 2006

恐怖が報酬

イスラマバード、こってり風味のハラルミート、8時13分。

卓上にある胡椒をうどんにかけまくって、一瓶使い切ろうと固く決意し入店。

テーブルに突っ伏して寝ているコート姿の男が目に付く。
徹夜明けで疲れた身体を休めているのか、社会的に駄目なのかは不明。

男、不意に立ち上がりレジへと向かい歩き出す。
精算時、レジ前に立つ顔が一瞬視界に入り、よく見るとムハンマドな中東系。
従業員よりミニ牛丼のサービス券を受け取ったはいいが、その場で使おうとして、「次回からのご使用になります」とやんわり指導されているが、「ジカイ?」と不穏なリアクション。
日本語一点張りの説明で理解されたのか、男は不服そうに去ってゆく。

ドアが開くと、再びムハンマド。
一度店を出て、再び来店し、「次回」を演出する中東系の男、オーダーは勿論「ミニ牛丼」。
再び同じ席に座る。
そして、寝る。
いや、もしかしたら寝ているのではなく、祈りを捧げてるのかもだ。

豚丼じゃなくてよかったっす、先輩。

投稿者 yoshimori : March 16, 2006 07:13 PM | トラックバック
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