August 02, 2007

『逆鱗、雨に晒されて』

朝方、雨音で目を覚ます。
梅雨明け直後の土砂降りは、人工芝を容赦なく叩きつける。
やがて驟雨は止み、流れゆく雲間から夏の日差しが降り注ぐ。

外の様子を見ようと窓を開けると、見慣れない物体が落ちているのに気付く。

fishskin.jpg

当初、木の皮と思い込み、枯れ枝と共に素手で回収しようとするも、動物系の感触が指先に伝わり、思わず投げ棄てる。

何これ!?

鱗?
魚?

色的には鯛、部位的にはカマ。

何故ひとんちの残飯がうちのベランダに?

人が寝てる間にベランダで鍋パーティがあったかと思うと悔やまれる。

(了)

投稿者 yoshimori : August 2, 2007 08:58 PM
コメント

おまわりさん、ごめんないさい私がやりました。
美味かったです、今度は合図します(≡゚∀゚≡)

Posted by: hyde先生 : August 8, 2007 07:07 PM

今回は許す。
呼ばれないまま残骸を発見した際には吊るす。
この季節はつらいぞう。
吊るされないように頑張りたまえ。

Posted by: 家主 : August 8, 2007 10:53 PM
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