November 07, 2007

『因果と応報』

およそ十ヶ月振りに品川を訪れる。

港南口から出て、インターシティ方面に歩いてゆくと、藁と畜が発する独特の臭気が漂い、何処かもの悲しい鳴き声が響く。
あまり知られていないが、駅前屠畜はここで行われる。

駅前留学でさえ縁遠いのに、屠畜なんて対岸にもほどがある。

もちろん中に入ったことは無いが、屠場見学の話を聴くと、たいへん興味深い単語が幾つも出てくる出てくる。

「避けようとした水たまりは真っ赤だった」
「腰に牛刀を挿した解体業者の背筋は割れている」
「コンテナいっぱいの内臓」

何だかいろいろつらいので、「ツンデレいっぱいの内装」と都合よく変換して、無理ぐりファンタジー方向に修正するも、メルヘンとは真逆方向の文字群に心痛は隠せない。

まあ細かい作業は職人に任せてとりあえず、と駅前の韓国料理店に入るのだった。

(了)

投稿者 yoshimori : November 7, 2007 11:59 PM
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