December 20, 2007

『揺れている日常』

絵師、陶工として知られる尾形 乾山(おがた けんざん)、遊興家の兄、光琳とは対照的に内省、内向的人物だったという。

乾山、81年の生涯を放逸無慙と言い切った辞世の句。

うきこともうれしき折も過ぎぬれば たただあけくれの夢ばかりなる

嗚呼、無常。
何処か他人事とも思えぬので、あけくれの夢ばかり追わぬこととしよう。

(了)

投稿者 yoshimori : December 20, 2007 11:59 PM
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