February 07, 2008

『暖簾潜リテ、燗白鳥』

たった二日間の休肝日を経て、近所の小料理店へと足を運ぶ。

バナナとヨーグルトだけの生活が続いたので、急に魚の造りなんて食すと、胃痙攣でも起こしかねないので、自重して湯がいた青っぽい菜とか、よく煮込んだ根菜を選ぶ。

熱燗で賀茂鶴を二合、菊水辛口を三合貰う。
飲めるという当たり前の行為に幸せを感じる

久し振りにも食いたい、と塩昆布の茶漬けで〆る。

食と酒がおっさんを通り越して、爺の境地だ。

若隠居に焦がれる身としては本望だ、と懐手を装い、歩いて帰ります。

(了)

投稿者 yoshimori : February 7, 2008 11:59 PM
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