July 27, 2008

◆『燈ノ籠』 (工期満了)

前日、うっかり日付を間違えましてねぇさん喬師匠を拝聴できまして、期せずして「さん喬・喬太郎親子会」ってなもんですな。

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『第七回 特撰落語会』

前座■柳家 小んぶ 「道觀」
「七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに無きぞ悲しき」

真打■柳家 喬太郎 「へっつい幽霊」
「圓朝祭だぁ、知ったこっちゃねぇやい! 新作やらせろってんだ! ってわたし何怒ってんでしょうね」

中入

膝替り■柳亭 左龍 「片棒」
「先日バンクーバーに行ったんですよ、紙切りの師匠とうちの師匠と。まあ、楽しい旅でしたよ。・・・嘘です、終始いらいらいらいらしたんですけどね。で、ドライブしたらですね、ホテルで車上荒らしに会いましてねぇ、ガラスなんて割られたんですけどね、いいホテルだったんですぐに修理してくれました。ただいいホテル過ぎたんですよね、その差額ギャラで欲しいってんですよ」

トリ■柳家 喬太郎 「牡丹灯籠」
喬太郎師匠、女中の「米(よね)」と武家の娘「露(つゆ)」を云い間違え、そのダメージを笑いに昇華してましたな。
読経の場面では「清澄白河打ち上げ場所が少ない」と盛り込んでおりましたな。

新三郎に連れて逝かれた後のエピソード、伴蔵に妾がいると覚った、伴蔵に殺害されるまでをシリアスに演じてましてねぇ、伴蔵の逆ギレ演技は白眉でしたな。

清澄白河、師匠の仰る通り打ち上げ場所が皆無に等しいってんで、別の地へと移動しますな。

(了)

投稿者 yoshimori : July 27, 2008 11:59 PM
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