October 11, 2008

◆『九段南、上野、宇田川町』 (工期満了)

曇天の中、いっぱいのお運び様なんてんで、向かいますは上野広小路

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『上野鈴本演芸場 中席 夜の部』で御座います

目当ての権太楼、白酒両師匠は代演でしたなァ。(涙)

開口一番■入船亭 辰じん 「狸の札」
扇辰師匠の一番弟子なんてぇ云いますな。

落語■柳家 小権太 「時そば」
手繰って啜り込む蕎麦がさほど旨そうじゃァありませンなァ。
十六文ぐれぇじゃァしょうがねぇンですかねぇ。

太神楽■翁家 和楽・小楽・小花
和楽師匠、ナイフをがらんと落としてましてねぇ、ドキがムネムネしますな。

落語■柳家 我太楼 「強情灸」
「あんまり熱いンで飛び上がるってぇと、天井破って外に出ちゃった」
なんてぇのは、志ん生師匠オリジナルのクスグリなんてぇ云いますな。

落語■古今亭 菊之丞 「町内の若い衆」
「今発売されておりますデアゴスティーニの一巻目にあたしが出てるンですがねぇ、創刊号ってんで半額なんです。・・・二巻目以降は定額って微妙な感じがしますね、半分って云われてるみたいで」

「長野新幹線に乗ってましたらですねぇ、隣の席で孫とお祖母ちゃんがなぞなぞをやってるンですな」
箇条書きにしますってぇと、以下の通り。

「おばあちゃん、行くよ。世界一大きいほ乳類ってな~んだ」
「何だろうねぇ、ゾウかねぇ、クジラかねぇ」
「ブー、時間切れです」
「正解はワニでした!」
「そうかい、ワニかい」
「じゃあ次はおばあちゃんの番!」
「うーん、そうだねぇ、切っても切れないものは何でしょう」
「えー、うーんと、わからないなー」
「正解は、親子の縁でした」

漫才■昭和のいる・こいる
のいる師匠だかこいる師匠が東海林太郎の物真似してましてねぇ、
「東海林さんの真似で拍手もらったの初めて」
なんてぇ仰ってましたな。

落語■桂 南喬 「不精床」
柳家 権太楼師匠の代演で御座います。
「権太楼さん、他所でワリの良い仕事あったみたいで欠席です」

落語■柳家さん生 「替わり目」
桃月庵 白酒師匠の代演で御座います。

「まだ行かねぇのか、いやー大変だ、元帳を見られた」

お仲入りで御座います。

マジック■ダーク広和
フランス人マジシャン、タバリンの紐マジックを披露しますな。

落語■橘家 文左衛門 「道灌」
文左衛門師匠は此の噺と「寄合酒」しか聞いた事がありませんなァ。

粋曲■柳家 小菊
「きんらい節」
都々逸「会えば短い」
都々逸「豆腐屋」
「両国甚句」

トリ■柳家 甚語楼 「宿屋の富」
「あ、お客さんも草鞋履いて寝てる」

これから銀座線で移動しまして、熱燗でも飲りやしょうかねぇ。

(了)

投稿者 yoshimori : October 11, 2008 11:59 PM
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