November 14, 2009

『ただしいよせなべのたべかた』

きょうかがっしゅくということで、しゃかいてきじゃくしゃがあつめられます。
がっしゅくさきでふるまわれたのは、なべいっぱいにくとやさいのでした。
しゃかいてきじゃくしゃは、しにくにむらがるはいえなのようにとびつきます。

あつい!

あたりまえです。
ふだんのしょくせいかつがうかがえるいっしゅんです。

むちをふるう「きょうかん」になべからはなれるようにめいれいされます。

ぴしーり

かなしいおとがひびきます。
おとにつづいてきこえるのはひめいです。

さんかしゃのひとりがよつあしのまま、がっしゅくじょからにげました。
たかいへいをこえ、わなでいっぱいのぞうきばやしをぬけ、いちょうなみきをはしりぬけます。
ぼくもあとにつづきます。
いのちがけのとうひこうです。

icho-namiki_01.jpg
しっそうかんはつたわるでしょうか

おってをきにしながら、ふりかえりふりかえり、あてもなくにげににげます。
おちばをさくさくとふみしめて、いのちのたいせつさをしるのです。

(おわり)

投稿者 yoshimori : November 14, 2009 11:59 PM
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