November 24, 2010

『十一月下席~焙炉の風土記(ほいろのふどき)』

暮れも押し迫っているというのに、今更感は否めない職場の歓迎会に参加している。
業務上の都合により遅れての参加である。
以下は其の品書き。

◆数の子と雌株の松前漬け
◆刺身屋形船盛(活鮑姿造り、他数種)
◆季節の茶碗蒸し
◆天麩羅(海老、他数種)
◆寒鰤西京焼き
◆牛もつ鍋
◆饂飩
◆杏仁豆冨

私が口にしたのは此の中で、鮑がひと切れ、もつ鍋の野菜と饂飩が数本
他は全て酒類のみである。
たった三十分遅れただけなのに!
と棄て台詞を残してひとり二次会に突入するのだ。

(了)

投稿者 yoshimori : November 24, 2010 11:59 PM
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