July 09, 2015

『闇と逢魔の娘房干せ』 (第一回)

幾つかの試みと少しの行動で人生は豊かになるという教えは幻想に過ぎない。
群れの中の一個体とは、戯れに岸から川へと放り投げられては沈みゆく平たくもない石のようなものだ。

09:02
@羽田空港第1ビル

モノレールにも乗れーるところを見せてやりたい。

09:41
@羽田空港第1ターミナル南ウィング

レジに持ち込んだのは、「マッサマン」というタイにルーツをたどる一品と「和製米菓」。
それらは簡易な形態であり、易々と人々の口に上る結果となる。

09:42
@羽田空港第1ターミナル南ウィング

周辺を彷徨った挙句、「まずブレッドとドレッシングを選べ」と命令される店に入る。
「アボカドと海老」以外に選ぶ気が無いので、全てを委ねて待つだけの立ち位置と「コーンクリームチャウダー」。

10:10
@搭乗口10

ゲートを通過し、座席へと案内される。
窓から見えるのは白い機体だけだ。

10:20
@313便

ボーディングパスには「57H」と記されている。
機体の奥へ奥へと進まされる数字に相違ない。

12:36
@福岡空港

到着後、到着後、テンガロンハットを被り、シーナ&ザ・ロケッツのTシャツを着た男性を目撃。
顔を見ると、鮎川誠本人だった。
…自らのバンドの物販を着るのね。

地域限定ICカードを購入してすぐさま中心地へと移動開始。

13:38
@天神一丁目

「鯛茶漬け」推しの店、二階の小上がりに案内されて着座。
「いか活造り」をあてにアルコールを始めたはいいが、ひとつ空いた隣席には見覚えがあるようなないような顔があるという。
戦々恐々としながらも、卓上の「鯛ふりかけ」さえ行使して完食。

14:07
@天神一丁目

ハワイに何の憧憬も持たないはずが、「ハワイコナコーヒー」を頼んでいる。

15:00
@天神一丁目

所用を済ませる。

18:58
@奈良屋町

レセプションに赴き、チェックイン。
何故この時間になったか当時を振り返る術も無し。

19:XX
@奈良屋町

外出。
地下鉄に乗って移動。

19:XX
@大名一丁目

目当ての店は「もつ鍋」専門店。
以下はその喰い散らかし。(他は失念)

「もつ鍋」
⇒国産牛もつ4種(小腸、センマイ、赤センマイ、ハツ)、キャベツ、にら、にんにくスライス、鶏がらスープ、酢醤油、柚子胡椒、赤唐辛子

2X:XX
@大名一丁目

タクシーに乗り込んで移動。

2X:XX
@中洲二丁目

オードリーの役名だった気もするが、それも定かではない。
…博多弁ユーザー以外ばかりだ。

25:XX
@中洲一丁目

店名を冠した一品を注文。
「脂泡」と呼ばれる脂分と空気の混ざり合いがクリーミィさを醸し出すという。
…呑んだくれの果てで記憶にはないが。

26:XX

未明、徒歩にてホテルに到着。
空気のようにレセプションをすり抜けて部屋へ。
扉を開けて後、気絶。

(續く)


『JAL名人会』

ギターと漫談◆ぴろき

⇒ギターの間をつなぐ低音の笑いに狂気を感じる

林家たい平◆井戸の茶碗

⇒まくら無し

投稿者 yoshimori : July 9, 2015 11:59 PM
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