December 11, 2015

◆『「おー、ふれっしゅみーと」 ⇒肉切り包丁ぶんぶん』

◇大雨、強風、青空、気温24.1℃。

◇昼時、中央区にて肉屋のランチ。
◇結果にコミットしたいという奇特な方から、本人にとっては不要な栄養素を受け継ぐ。

『ふたりらくご』
@ユーロライブ

18時からの会は浪曲と落語の二人会で御座んす。

玉川奈々福◆陸奥間違い

曲師、沢村豊子師匠を右に配置しましての浪曲の一席で御座ィます。

<本編>
暮れも押し迫る師走の頃、御台所小納戸役五十俵二人扶持の禄を食む御家人、穴山小左衛門が中間(ちゅうげん)を遣って義兄弟という仲の「松納陸奥守」に無心させようとするが、当時の最上の敬いとして文の宛名を記す際「松」の後に空欄を設けてしまっているのと、この中間が落語的人物の為に間違って「松平陸奥守」の屋敷を尋ねる。
この陸奥守こそ仙台藩を預る外様大名、伊達少将なのだが、石高七十二万を誇る外様大名への無心とあらば断れまいと五百両用立てする陸奥守。
御家人の立場と外様大名の心意気に揺れる穴山は大いに悩み、下城する久世大和守に縋り付いて相談するもすげなく「腹を切れ」と罵られ、続いて罷り出た松平伊豆守(知恵伊豆)に泣きつくと「殿の伺うて参るで控えおれ」とその場に留め置かれる。
「そうせい様」と呼ばれた四代将軍家綱に「此処は一先ず伊達殿より金子を戴きまして、年賀の挨拶の際にでも御礼をする運びで宜しいかと」と進言すれば「そうせい」との返答。
以後、複数ある「陸奥守」は伊達家のものと取り決め、一軒落着する運びと相成りました。

古今亭文菊◆うどん屋

「なーべやーきうどーん」

20時より第二幕となります。

『渋谷らくご』
@ユーロライブ

立川吉笑◆何時材

「『現在落語論』という本を出しました」
「九龍(ジョー)さんに編集をお願いしたんですが、彼と出会って出版に至るまでの経緯はある方の存在は欠かせないんですよ」
「吉祥寺にある焼鳥屋さんで若手数人と飲んでたら、本寸法な方に絡まれましてね、小咄を強要されるんですが、丁重にお断りしまして」
「それでもまァしつこい方で、最終的に『あいうえお作文』をやらされるんです」
「しかも、噺家たる自分が落ちと思いきや、『え』のパートで振られまして、もうどっちらけなんですよ」
「その本寸法な方から電話越しに九龍さんを紹介され、結果的に自分の本の編集をお願いして無事に出版まで漕ぎ着けました」
「その方から見つからないようにしてたんですけど、こないだTwitterで見つかってしまいましてね」
「『印税入ったら幾らかくれよ』とか何とか云ってましたが、面倒だし怖いから黙殺してます」

<本編>
剣術指南高倉流の道場では、「五十年に一人の逸材」や「百年に一人の逸材」がごろごろしているという。
実はこの制度、入替え制らしく「五十年に二人の逸材」同士が闘って、片割れが買った場合、「百年に一人の逸材」になれると説明がなされる。
…そのロジックが正しいか否かは別として「理系」の考える落語なのかもしれない。

春風亭昇々◆新聞記事

「…NHK新人落語大賞を落選してしまいました」
「わりと落ち込んでます」
「あの収録の後、(橘家)圓太郎師匠とお会いする機会があってですね」
「『僕は昇々ちゃんがいちばんだったと思ったなァ』とか嬉しいこと仰ってくれるわけですよ」
「…後で聞いたら(柳亭)小痴楽くんにもおんなじこと云ってたみたいですけど」

柳家ろべえ◆替わり目

吉笑あにさんの出版トークに触発されたか、当時師である喜多八師匠が上梓する際にその師である小三治師匠に帯を書いてもらう為のエピソードを披露されてました。

「楽屋で喜多八が『ししし師匠、お願いがございます』って普段出さない声を出したら、小三治師匠は『わーーっっ!』って驚いてましたね」

隅田川馬石◆松曳き

粗忽と粗忽が遣り取りするツッコミ不在の話藝で御座んす。

サンキュータツオ、池田裕子◆トーク

(了)

投稿者 yoshimori : December 11, 2015 11:59 PM
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