March 29, 2011

『伊國未蘭』

漠然とした動機で千代田区を徘徊し、その足で新宿区まで移動。
曖昧な心持ちで目指すは地階の店である。
当店、小生と大将の甥が偶然にも知己である為、畢竟共通の話題は彼の近況となる。
既に彼の顔の造作を失念する程の時が経過しているのだが、先日久方振りにその甥が大将の店を訪ねたという。
先方の甥側でも小生の顔の造作を失念しているようで、記憶を辿った果ての結論が、
「あー、あの色眼鏡の」
であった。
・・・まァ否定する気も毛頭無いのだが、時には何処か腑に落ちない事もあるのだ。
それでも仕切り直しとしてまず一盞

◇豊盃(青森・弘前)
◇白瀑(秋田・能代)
◇(銘柄失念)

煮込まれた具材も少少。

◆豆冨
◆大根
◆里芋
◆生麩
◆つみれ
◆蛸

三杯目の銘柄も失念する頃合いにて程好く席を立ち、次の河岸を目指して地上へと這い出るのだ。

(了)

投稿者 yoshimori : March 29, 2011 11:59 PM
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