March 28, 2012

40w3d

腰は急遽注文したトコちゃんベルトのおかげで
「ときどき痛むが歩ける!」という程度まで回復。すばらしい!!
つけ方が難しそうだが、台湾で指導は受けられなそうなので、
安いものではないし二の足踏んでいたのでした。
でもこんなことならもっと早くに買っていればよかった。

昨日の散歩は近所の大学付近まで足を伸ばして往復で1時間ほど。
普段は夫とバイクで来るあたりなので、歩くのは初めて。
思えば台湾に来てから、平日はずっと仕事をしているわけで
平日の昼間にのんびりお散歩なんてことは未だかつてなかったわけです。

大学の付近には有機のおいしい豆花屋さんがあるので、とりあえず
そこで母と食べるおやつを買ったら戻ることにして、歩く。
早くも強い春の日差し、汗もかきつつ。

帰る頃、私の手には小さな袋がいくつか…ついつい寄り道のお買い物。
豆花屋さんで今日は仙草奶凍を買う。
それから戻りしなに偶然見つけた小さな小さな饅頭(中華蒸しパン)屋さん。
ちょっと覗くと、入り口すぐに小さな事務机があって、
その奥がシンプルでこざっぱりした工房になってて、
男の人が一人で饅頭を作っている。表に防腐剤など無添加である旨手書きで
張り出してあって、「週年慶買5送1」の張り紙も。

「どんな味がありますか」ときくと、工房のなかでお行儀よくスクリーンに
並んでいる饅頭たちを次々指しては説明してくれた。
白饅頭、黒糖饅頭、雑穀饅頭をそれぞれ、それにおまけでチーズ饅頭をひとつ
つけてもらった。他にもいろんな形のいろんな種類があるみたいだった。

ちなみに今朝はそれを蒸篭で蒸しなおして朝ごはんにいただいたのですが、
もっちりきめのこまかい生地でおいしかった!(雑穀)
またちょくちょく買いにいこうかな。

黄昏市場のちょうど活気の出てくる頃合だったので、ちょっと寄って
夫の食べたがっていたその場で作ってる肉羹も買う。
一斤(600g)で130元だった。そんなに高くない。
どういう風に食べたらおいしいか、店のおじちゃんとおばちゃんが説明してくれた。

そんな買い物にすっかり満足して、散歩もしっかりしたので戻ってくると
夕暮れどき、部屋にはいい風が入ってきて、横になって本を開くとまもなく寝てしまう。
すごーく、気持ちがよかった。
べビちゃん待ちも悪くなかったりして…。

夜はごはんを食べたあとに、夫とふたりで散歩に出た。
母がずっと家にいるし、退屈するんじゃないかと外出時は大体一緒に連れていくので、
ここのところふたりだけの時間というものがなかった。
うれしく通りをふたりで歩く。

赤ちゃんに
「がんばって、自分で出ておいで。待ってるからね~
お外は楽しいこと、いっぱいだよ~。お薬使わなくてもいいように、
自分で出ておいでよ~。もう大丈夫だよ~」と話しかけると
夫は「随分押すねえ、笑。俺は安全に生まれてくれればそれでいいよ」と
笑っていう。

このまま生まれてこないと羊水やお腹のなかの状況によっては
促進剤の使用も十分ありえる(お医者様から言われた"目安“は4/1、予定日1週間超過の
時点で考えようということ)ので、その日夕飯を食べながら二人で考え方を確認したところ。

私の意見としてはできれば自然に生まれてきて欲しいけど、
赤ちゃんの安全が一番なので、状況によっては促進剤の使用もありと思う、
但しお医者様の説明を聞いたうえで、納得して使いたい、ということ。
彼もそれには異論なかったので、じゃあ、そういうことで、と結論。

さて、そうは言っても「陣痛来ないなあ~弱ったなあ」という気持ちは常に
どこかにあるので、いろいろできることはしてみるわけです。
散歩やスクワットや。アロマもホメオパシーも。
でもこないものはこないわけで、今週は陣痛が来なければ、
月・水・金と検診に来てね、とお医者様からは言われてて、エコーではなく
直接クリニック2階にある部屋にいって分娩監視装置をつけ、収縮の度合いをみたり、
内診で子宮口の開き具合を看護師さんが確認してくれるのです。

月曜日の夜、夫が仕事から戻ってから行ったのだけど、子宮の収縮は今までで
一番何もなく、子宮口も1センチ開のまま。なんだかふたりで笑ってしまうほど。
下の階に下りてお医者様に取り次いでもらう看護師さんに渡すと、
顔をしかめて4/1まで待たないかもよ~と脅される。
さすがにちょっと悲しくなって落ち込んだが、夫はきっぱりと
「安全に生まれてきてくれれば大丈夫だから、もう少しだよ、がんばって」と
励ましてくれた。

さて、今日はこれから検診。
あまり変化はないと思われるが、いかに…。

投稿者 chaco : 09:01 AM | コメント (0)

March 23, 2012

39週5日

予定日まであと2日となりました。豆王子はまだお腹のなか。

ここ数日はというと、ここ1~2週間ほどときどき右の腰骨に違和感があったのですが
2日前にボキッという衝撃とともに痛みでほぼ動けない状態となってしまい、
これってぎっくり腰…?

トイレに行くにも寝返りするにも困るような激痛で、運動どころか、
寝たきりである。

台北で診ていただいている信頼のおける整体・気功の先生に
相談しようと電話かけるも、先生、出張中で不在とのこと。
電話応対に出た奥様(この方も整体の心得のある方)からは
「うーん、でも今どこいっても、いじれないかも」とのこと。

激痛をがまんしつつ、産科検診の予約を待って、先生に診てもらいました。
子宮口は1センチほど開いているようだけど、
収縮はまだまだ微弱。胎児の位置も高いそう。
じゃあ、これ胎児が下がってきてることで仙骨にあたるっていう痛みじゃないよねーと
足を持ち上げて痛みのでる箇所で原因をチェックしてもらう。
右側の腰の筋が捻挫しているようだ(要はぎっくり腰ですかね)ということ。
対処としては安静にしているしかないと。
痛みがひどくて病院も車椅子出してもらったほどなので、
先生が薬出そうか、飲んでみる?と言ってくださり、薬は出していただくことにする。
トイレにも行けないのは、困る。靴下とかもはけなくて、夫に履かせてもらっていた。

で、赤ちゃんだけど…
先生も「わー、まだかかりそうだけど…運動できないんじゃなあ。進めようがないね!」と苦笑。
幸い超音波で見ても羊水がクリアなので、まあ差し迫った必要があるわけではなく、
まだ来週まで待ってみようと仰る。

とりあえず、来週月・水・金と内診(子宮口の開き具合のチェック)と
分娩監視装置(収縮の度合いをチェック)で様子は見るが、それでも生まれてこなければ
4/1(41週)を目処に陣痛促進剤を使うことを考えよう、と方針が決まる。
看護師さんに聞いてみたら「促進剤入れるっていっても量は加減して、少し入れて様子みるの。
基本的には赤ちゃんが生まれてくる力が出るように助けるって感じかな~、たくさんは入れないからね」
と励ましてくださる。

自然に生まれてくるのが一番だから、来週出てきてくれればいいけれど、
できるべきことはした上で、あとは天に任せましょう。
それより終わりが見えたことでなんとなく安堵感のあった私。

診察終わって岐路についたのは夜の11時でした(先生はじめ病院スタッフは大変だなあ)。
帰って、薬飲んで就寝。薬がきいたのか、夜中にトイレもいけたし、
寝返りもさほど辛くなく打てた。ほっ。

切迫早産とか、ギックリ腰とか、後半にきていろいろあるお産だなあ。

腰が痛くて動けない間、夫がいやな顔せずに手伝ってくれて助かった。
私が痛くて機嫌が悪かったり、切なくなって半べそっていうときにも
冗談いって和ませてくれたりして、そんな夫見てると
「まあいろいろあってもいずれかは生まれてくるんだもんなー
どーんとかまえてよう」と思う。

さて、台湾は随分春めいてきました。昨日など暑いくらいだった。

それから、やっと今日から「産休」です!わーーーーーい!!!!
まだ生まれてないので少し迷ったのだけど、ほぼ引き継ぎも終わったし、
キリのよいところで休みに入るにしました。
ワークプレッシャーから解放されるのは、誠にうれしいです。
不在の間をカバーしてくれる上司、同僚、部下のみんなに感謝。
元気な赤ちゃん生んで、6月には自分も元気に仕事に戻れますよう。

投稿者 chaco : 08:42 AM | コメント (0)

March 11, 2012

心構え・キャリア編。

切迫早産の入院から4週間、もう自宅勤務を続けている。

最初は会議に参加できないので、必要に応じて電話で参加、
face-to-faceで物事の確認できないことの制約などやきもき・イライラもしたが、
部下がとてもよくがんばってフォローしてくれるおかげもあり、
そして周りも私が自宅で仕事をしていることに慣れ、双方に確認を取りながら
必要に応じて電話・Skypeをうまく使いつつ仕事していくことでなんとか乗り越えてきている。

本当は36週過ぎてから出勤もしてもいいのだけど、仕事より心身を安定させるほうに注力して
ほしいという夫のたっての希望もあり、そのまま自宅勤務を継続している。
リソース不足(PM募集中です!)のままやってるので、期待するほど負担は変わらないのだが、
(というか、むしろ忙しい一面も)
出席する会議を選べるので結構集中して仕事に集中できて、はかどるのが利点。
人手不足の分、PMのメンバーがやってる実務レベルの仕事も管理職である私がかなりカバーしなくては
いけないのだが、それもまた勉強になると。

というのは、私は台湾にきてから実務(オペレーション)の積み上げが殆どないので、
部下に相談されて、方向は示せても、具体的にどうやれば解決できるかがスッとわからなくて
人に聞いたりしなくてはという場面が多々ある。
自分で実際にやってみるのが一番よくわかり、システムの良し悪しにも気がつく。
部下の殆どのつまづきは、上司がもしくは顧客が言ってることはわかるんだけど、
具体的にどう達成したらわからない、または正攻法ではお手上げ、ということの場合は
実務に落とし込む手助けがやはり必要。みんながみんな、ゴールだけ与えたらそこに自分でたどり着ける
優秀な人たちばかりじゃない。または刻々と変わる状況のなか、SOPだけでは間に合わないシーンも
たくさんある。

で、ここ2週間ほど、実務レベルでのつまづきによく注意した上で部下と話をするように心がけていたら、
自分でも手ごたえを感じるというか、部下の指導に自信が出てきている気がする。
関係も良好かな。ちょうどいい頃合で相談を持ちかけてくれるし、
またそれに対して答えると、なんとかその日にタスクを終えられるように。双方にとってストレスの少ない状態。
(前半の2週間ほどはうまくいかずに、部下もくたびれて悲壮な感じだったし、私も結果がでないのでイライラ)
なんか、今結構能力という意味では互いにのびしろの部分で仕事することができてて、チームとして成長していると思う。
逆境が生きてるというか…
もちろん上司も他部門の管理職も私が事務所にいない分をそれぞれちょっとずつ
カバーしてくれてるからこそ、見た目円滑にまわっているということは忘れてはいけないが。
(水面下、みんな必死でバタバタ足を動かしている感じ…)

出産と同時に正式に産休(2ヶ月)に入るつもりで、その後はトラブルがない限りは子どもを
昼間は夫の実家に預けて復職の予定。復職したら今度は2児の子育て中の同僚が
育児休暇を長期でとりたいという希望が前からあり、私の産休と彼女の育休が重なると
まわらなくなるので、私の産休明けを待って、1ヶ月で引継ぎをしたら、彼女の育休が始まる予定。

そういうわけで、復職後に担当アカウントが今より増える見込みなので、産休明けは今よりさらに
忙しくなることが予想され、部下の数も増える。今ここで短期間でも力を少しでもつける機会があったことは
そういう意味でありがたい!!周囲に頼るというのも勿論ひとつの手だが、一番早くて頼りになるのは自前の能力。
足りなかったら、磨けばいい。
伸び悩んでいたのが、ここへきてグッと開けてきた感じである。

ちょっと気分的には戦々恐々ながらも、まあなんとかなるさ。と思うしかない。
初めての子育てと、キャリアの拡張が同時にやってくるというのはドキドキするけど
(しかも優先順位は仕事じゃなくて、赤ちゃん!)
ある状況のなかでベストを尽くせばよい。スンナリいくとはとても思えないけど、その分学ぶことは多いだろう。
あきらめる、とか、ドーンとかまえる、っていうのがキーな気がする。どれも完璧、とかやってたら壊れるなあ。
というのが妊娠しつつも仕事を続けてきて、ウッスラ感じたことだけど、それが毎日の戦いとして
出てくるだろう。気持ちの準備は、できてる。
だいじなのは幸せな家庭を築くこと。
些事と大事の別をよく見極めて、「足るを知る」ってことも頭に置いて、大らかでいられるようでありたい。

そういえばtwitterで誰かが「震災から1年、ではなく、震災発生から1年です」と言っており
その通りだと思う。今まさに困っている人たちがどれほどたくさんいるか。
合掌、そして自分に何ができるかと、考え続けること。

投稿者 chaco : 10:22 AM | コメント (0)

March 06, 2012

泣き笑い

何やってんだろうと自分でも思ったけど…

昨日は自宅勤務とはいえ、全然息をつく暇もなくてぎっちり働きづめだったので
かなりくたびれていて、お風呂に入るのも億劫なくらい。
お腹もストレスのせいか一日中随分張ったので、調子も悪い。
結構つらいなあ、なんて思いつつ、お風呂のあとにベッドで本を少し開いて、
そのままウトウト…

したら、くたびれてたせいか、いびき様の寝息を立てて寝ていたようで
その様子を見せようと、横でやはり本を読んでた夫が携帯でビデオを撮ったのでした。
ふと、目が覚めたところで、「見て、すごいよ」ってビデオ見せられて
最初は私も笑ってたけど、笑いやめない夫。
で、もう寝たいといったのだけど、まだ本を読んでて電気ついてるので、
何度か寝たいから、といったが、生返事。
(多分、小説だからキリのいいとこまで読みたいんだよね、これもよくわかる)

その後歯を磨きに夫が部屋を出ていったので、電気を消して寝に入る体制にしたら、
今度は夫が「あれ~、猫が見当たらない」とかいって、また電気をぱっちり。

で、そこで私グワ~って頭にきて、それから号泣。
夫、びっくり。

大したことじゃ、全然ないんだけど
なんかお腹も大きいし、仕事もプレッシャー多いし、
やっぱり疲れていて、そして緊張しているのだなあ。
どっとそういうものがきたっていうか、もうこんなにくたびれてるのに
寝息がどうだとかくだらないこと言って人を笑いものにするなんて、ひどいよ!
みたいな感じで。せつなかったんです。なんだかとても。

なんか、自分でも涙がとまらないなあ、と思いつつ、
なんでこんな泣いてんだろう、と内心おかしく。
逃し、って感じ。溜まったプレッシャーを吐き出すみたいに。

ちょっと泣いたらスッキリしたっていうか、そいでもう眠くてしょうがないものだから、
そんなんちょっとで、寝たけれども。
夫にしてみたら「ちぇっなんだよ冗談も通じない…、やれやれだな」と思ったに違いないが、
なんか自分でも「すごい、やっかいな人になってる…」と思うたのことよ。

もう少しだから、がんばろーう。

そして、こんなだが殊更に文句も言わず日々流してくれる、夫にも感謝である。
(甘やかしもしないんだけど…甘やかすと私もなんだか増長しそうなので、これくらいが丁度よい)

投稿者 chaco : 12:33 PM | コメント (0)

March 04, 2012

「坐月子」と子育て

台湾には坐月子(ツオユエズ)という、産後1ヶ月までいわゆる床上げをせず
横になる風習があって、人にもよるが、聞くとみんな結構これを守ってる。

その1ヶ月はトイレに行く以外は基本的にはベッドの中で横になって過ごし、家事はしない。
目も使わないほうがいいので、本やパソコンや携帯メールも基本はやらないほうがいいとか。
あと、水を使うのはよくないとされていて、髪を1ヶ月洗わないとか。
それに月子餐という独特な産後の養生食があり、毎日漢方を煮出したものや、
毎食の豚レバー、鶏レバー、鶏肉、鵜骨鶏などを米酒と生姜と胡麻油で煮込んだスープ、
など、台湾人でも食べつけないと言われる食事の数々。

日本では母乳のためには油を控えて粗食がよいとよく言われるけど、
ここでは母体の回復にいいといわれる食事をとるのが基本で、
母乳にいい食事ってのはあまり考慮されてない(というか、こういう食事を
してれば母乳も出る筈と思われてるような節も…?)

台湾人は坐月子があるので更年期障害が少ないらしい。
これは恐らく道理に適っていて、野口晴哉の「女である時期」という本にも
出産のときに開いた骨盤は、産後3週間をかけてゆっくりと閉じるのだそう。
この時期に横になって休むと骨盤が歪まずきれいに閉じるので、更年期障害などの
トラブルが後年起こりづらいということ。

なるほどねー、と思ったので、私は1ヶ月はこちらの風習に従って床上げしないのは
やってみようかな、と思っている(というか、義祖母・義母と夫がさせてくれなそう…)が、
問題は食事で、いやーこれ”受不了”(我慢できない)だろうなと思うのだ。

ここのところ食卓に麻油鶏(鶏肉の煮込みスープ、米酒・生姜・胡麻油タップリのスープ)が
並ぶと、「吃吃看(食べてみろ)」と私の顔をみんなで覗き込む。
実際問題、私はこの味があまり得意でなく、進んで食べたいものではない。
一口でもう結構と思う。
夫は日本人は食べつけないものもあるから、無理強いしないことと義母にも伝えてくれてあるが、
義祖母の手前もあり、まあできる限り食べてみて、ということのよう。

1ヶ月寝起きしないということは、当然食事も人の手を借りないといけないわけで、
夫実家では恐らく、やっぱり坐月子に食べるのがよい、とされる食べ物を用意してくれるだろうが、
恐らく私にとっては拷問に近い。でもこれが食べたい、といろいろリクエストするのも
申し訳ない。

義母にしても日本人が産後何を食べるかって全然わからないので、
どんなものを用意したらいいかと困惑している様子。
家族で話し合った結果、実家の母に尋ねたら「ちょうど3月で退職だから、台湾行ってもいいよ」
と快く引き受けてくれたので、みんなほっとして、お願いすることにした。

こんな背景もあって余計に…切迫早産のときはみんなして
「3月16日にあんたの婆ちゃんが日本から来るから、それまでお腹の中にいるんだよ」などと
お腹の人に向かって話しかけていた。

まあ、37週になった今となっては、私もう早かろうとなんだろうと、
豆さんの好きなときに出てきたらいいよと(待ち遠しいというのもあるのだけど)
内心思っているのだが、義母などは変わらずビシッと「待ってなさいよ!」と言い聞かせているので、
こんなにビシッと言われたら恐らくそれまで出てこないだろうなあ、とおかしく思っている。

ちなみに、台湾人でも食べつけないと言われる月子餐、笑えるのが、
産後1ヶ月で夫が急速に太るってのが台湾ではよくあって、似たような状況で
家の者が用意した麻油鶏など、奥さんが食べないので夫が代わりに食べて太るというもの。
で、多分食べてます、なんて言ってやり過ごすんだろうなあ。
多分、うちも似たような感じかしら。
(実家の母が来てるんで、恐らく全部が全部はないけど、それでも麻油鶏、漢方の煮たのは
義祖母の手前もあり、用意がされると思われ…漢方はトライしてもいいけど、
麻油鶏にお願いだろうなと思う)

ちなみに、誰が赤ちゃんの世話をするかっていうと、これもやっぱり家の人にお任せするみたいです。
といっても寝ている間はずっと横にいさせればいいし、母乳も自分であげられるし、
おむつくらいはきっと座ったまま替えられるし、お願いするのはお風呂くらいかなあと思う。
で、台湾のお母さんは1ヶ月そうして横になって十分に回復して、
2ヶ月目からフルに家事と子育てを始めるようです。
(3ヶ月目には仕事復帰するわけだけども)
これだと夫も否応なしに手伝わざるを得ないからすごくいいなあと思う私。
私も助かるけど、家族みんなに手をかけられる子どもが幸せと思う。

最初は母親である自分が思ったようにみれないということに抵抗のあった私だけれども、
夫が「子どもはマリだけの子どもじゃないでしょう、家族みんなの子どもだよ」とよく言っていて、
何度も話し合いを持ちながら、また職場で子育てしながら働いている同僚や上司の
意見も聞いたりしつつ、今はメリットのほうが多いなあと感じている。

心配もそれはたくさんあるし、これはやめてほしいなあ、と思うことも正直あるけれども、
夫や夫家族との考え方の違いも文化や風習の違いがあれば尚のこと、
同じ日本人同士でも意見が異なることだってままあるんだから、
あまり深刻に考えずひとつひとつ対処していけばいいかなあと思う。
子どもが愛情を注がれて元気に育つことが何より大切だから、お母さんもどーんと
構えて笑ってられるようだといいなと、心のなかひしりと、思っている。

投稿者 chaco : 10:47 AM | コメント (0)

March 03, 2012

36週6日

明日から37週。検診の日。

診察の前に出産の兆候についてと、出産・入院費用や準備しなくてはいけないものなど
看護士さんから説明を受ける。

日本の病院で出産経験あるわけじゃないのでわからないけど、
本やインターネットで見る限りはパジャマとか産褥用のグッズとか、
身の回り品とか、結構用意するものが多そうだが、台湾はごくあっさり。

保険証、夫婦の身分証明書(出生証明書の作成用)、
あとは、退院するときの赤ちゃんの服。以上。えっ、それだけ!??っていう…。

入院後、「待産服」という衣類が貸し出されて、これは私もこの間入院したので
知ってるけど、授乳もできる前開きの簡単なゆったり着。
おしゃれじゃないのが悲しいけど、たった3日だもの、買わなくていいし楽チン。
歯ブラシ、歯磨き粉、タオルは無料で差し上げます。と。
私は自前で持ってくけどね。

食事は基本的に病院ではでないので、自己調達。
これは頼める人が傍にいる場合は返って自分の食べたいものを
用意できるのはいいかなと。勿論世話してくれる人がいない場合は大変そうだが、
台湾は月子餐(産後1ヶ月の養生食)センターとか、いくらでもあるので
まあまあ平気そう。私の場合は予定日の前にちょうどこの3月に定年退職になる
実家の母が来てくれる予定なので、間に合えば母に作ってもらって持ってきてもらうか、
間に合わなければ義母に頼んで台湾式の月子餐を用意してもらう予定。

それにしても、保険がきくので自然分娩だけなら安い!
分娩の基本費用が1950元、入院費用3日間で1600~2400元(部屋の内容により)、
赤ちゃんの部分(清浄綿とか、オムツや基本の検査費用)が3日間で2850元。
総計で6400~7200元=日本円で~2万円程度。基本的にはこれで事足りてしまうのです。
(その代わり地方自治体からもらえる出産一時金のようなものも、
調べたら桃園は5000元だけだったけど。(台北は2万円!))

これに入院が4日目以降も必要だったらプラス幾らとか、
その他にも希望すれば受けられるオプションがいろいろあって、
新生児のアレルギーの検査でプラス幾ら、栄養剤の点滴でプラス幾ら、
粉ミルクの持ち込みする場合は幾ら、など。
(病院では粉ミルクが異なるブランドで4銘柄ほど用意してあるので、
それを使う場合は無料。母乳推奨なので、勿論母乳に問題なければそもそも不要)

へええ、と思ったのが「新生児割包皮3300元」っていうオプションがあって、
これ多分包茎の場合生まれてすぐに手術しちゃうってことなんだろうけども
日本多分これはないんで、ビックリ。
夫が「これって一般的?」と看護士に尋ねると「やる人もいればやらない人もいるし、
これは考え方よねえ」と。

それから、診察。

おしるしらしきものがあったし、収縮も微弱だけどときどきあります、と
簡単に医師に告げたら、そう、じゃあ下がってきてるかみてみよう、と
超音波の部屋へ移動。が、まだ下がってないそうです。

お医者さん笑ってまだかかるよ。と。

その後いつものように、頭の大きさ(まだ大きい、38週程度の大きさ)、
体重(2600g、お医者さんは今までの増え方から2700gを期待?していたようだが、
以外に大きくなってないようだ)、心拍(正常)、大腿骨の長さ(やっと遅れをキャッチした模様?)
と確認。その後顔を4Dで見せてくれる。

毎回豆太は顔を隠すので、今日はどうかなと思ったら
今日は顔の半分と鼻まで、きちんと見せてくれた。
ほっぺたが随分ぷっくりして、なんだかこのシルエットだけで
赤ちゃんてかわいいものだと思う。鼻がわりに高くて、お医者さんが
「このへんはパパ似かな~?」の言葉に
夫ニヤニヤとうれしそう。それ見ただけでなんかグっときたっていうか、
赤ちゃん私たちのところへ来てくれてありがとう。

投稿者 chaco : 11:01 PM | コメント (0)

March 01, 2012

そろそろ…

36週4日目。

前回検診のあと、228の和平記念日の4連休は久しぶりに外出したりもして、
気分よく過ごす。ひとつには、やっとマンションの方のベッド新調することになったので
(台湾では妊娠中にベッドを動かしてはいけないという慣わしがある)
新しいベッド用のリネンを新調。そして帰りに、ひょっとして3月の私のお誕生日は
外で食事ってわけにもいかなそうなので、台北でそのままお食事。
春節の終わりに夫と出かけて依頼だったので、とってもうれしかった。

4連休最終日の晩にはやけにお腹が張る。切迫早産で入院になったときほど強くはないけど、
繰り返し、不定期だけど弱めの収縮がある。その日は昼間眠くてかなり眠ったせいもあって
あまり寝れなかった。

朝かなり疲れていたので、朝メールチェックして、そんなに忙しくなければ仕事は休み休みやろうと
思っていたが、休み明けでいろいろ片付けることがあり、結局休めないまま。
収縮が微弱なのが続く。
昼に夫が戻ってくる直前に、多少の出血あり。あー、これ、おしるしかも。
夫には「破水か、収縮が15分とかになったら、電話するね。私病院行けるように荷物準備しとくよ」と
告げて、仕事に戻ってもらう。

ちょっとドキドキしたまま、でも収縮が強くなったり定期的になったりはしないので、
様子をみつつ、仕事を継続。日中は結構張りが強かったのだけど、お風呂入って寝る頃には
かなり弱くなってきた。これは、思ったほど早くはないのかも。

ちょっと二人とも緊張してたのだけど、準備した荷物を夫に簡単に説明して、
でもさー、そんなに早くないかもよ。この感じだと。と告げて、
気分転換のため録画しておいた「全開ガール」(なぜか、最近見ている)を見ているうちに
だんだん気持ちがほぐれてくる。それでも夫気を遣ったのか、早めにお風呂準備して、
12時前にはベッドに入れるようにしてくれた。
私はなんか自分ではまあ大丈夫だろう、くらいに思っちゃってなかなか節制しないので
こういうのはありがたいな、と思う。

2時間置きくらいに目が覚めたけれど、トイレにいってあとはまた寝ることができた。
骨盤が開いてるんだろう、ちょっとだけギシギシする。

今日も普通に朝から仕事。
収縮殆どないので、今日は昼ごはんも簡単に作って、昼に戻った夫と一緒に食べる。

昼過ぎ、義母が近くに寄ったから、お昼もう食べたの?と電話くれて様子を尋ねてくれる。
夫に聞くんじゃなくて、私に直接電話くれるのも、うれしかった。
「昨日出血あったんだけど、おしるしだと思う。準備できてるって感じ…でも収縮はそんなに強くないから、
まあまだまだかなあ~。調子は悪くないから心配しないで」なんていうと、
「うん、やっぱりお婆ちゃん(私の実家の母)来るまで、あと半月待っといてって、よく豆太に言っとくようにね」
なんて言ってた。次の検診は今度の土曜日と伝えて、電話をきる。

そうだな~、実家の母が来るまで待っててくれたほうが、家族みんなにとって楽チンだろうな。
私も夫実家で気を遣いながら(というか、心配はちょっと食生活で、油がやっぱりねえ、多いと思われる)よりも
自宅で母に料理してもらったほうが、心安いという感じがする。夫は言葉の通じない母の面倒もみなきゃで
大変かもしれないけど。お義母さんもそのほうが楽だろうし。
でも早く会いたいって感じもするし…
で、夫婦の結論としては、どっちでもいいね。元気で生まれてくれればね。ということ。

すわ、ていうか、名前ぜんぜん、決まってないんですよね。
なんでも、台湾は生まれてからこれも占いで大体こんなっていうアドバイスをもらうようで…
とはいえ、こんなのがいいってのは多少話したんだけど
台湾でも日本でもおかしくないってのがなかなか……。

投稿者 chaco : 06:26 PM | コメント (0)