January 31, 2012

『バターと芥子と手甲脚絆』

<覚ヱ書キ>

朝:クラッカー、クリームチーズ、珈琲
昼:豚肉入り唐辛子煮込み麺、炒飯
夕:クラッカー、鉄分入りチーズ、珈琲

◇同じ職場にいる協力会社の方から、「今日で最後と伺ったんですが」と云われる。
◇!? ・・・寝耳みみみにみみ水ですな。
◇「『み』ばっかり。あれ? 違うんですか? 辞めちゃうって聞いて、最後のご挨拶に来たのに」
◇・・・いや、そういう事を本人が知らないって、あり得る・・・のかも分かりませんが。あ、いや、えーと、何だか不安になってきた、どうしよう。
◇「えー、日本橋の方がそう云ってましたよ」
◇日本橋? ・・・あいつか! 勝手に人を退職に追い込みやがって!
◇「って事はガセなんですね、失礼しました。・・・えーと、これからもよろしくお願いします」
◇ええ・・・まァ、お願いします。
◇・・・何の嫌がらせだ、罠か?
◇知らないところで何かが進行している、のかもしれない。

◇『毒猿 新宿鮫III』 大沢在昌 (光文社)、読了。
◇特殊部隊員って有能な。

(了)

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January 30, 2012

『声高に叫ぶ幻闘士』

<覚ヱ書キ>

朝:烏賊天蕎麦
昼:湯麺
夕:かけ饂飩(並)、柏天
間:"Ritz"
夜:胡瓜としらすの酢の物、御田(大根、つみれ、玉子)、茹でブロッコリ、茹でアスパラガス、茄子味噌、熱燗(銘柄失念)

◇デザイナー石岡瑛子、1月21日に亡くなっていたと知る。
◇最後の仕事がブロードウェイにおける『スパイダーマン』での衣装担当と知り、二度驚く。
◇それよりも、音楽担当であるBONOの右耳から下がる長い耳飾りが気になる。
◇あれ、引っ張りてぇ。

(了)

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January 29, 2012

『鱗まみれ』

<覚ヱ書キ>

朝:茸とホワイトクリームのスパゲティーニ、南瓜のクリームスープ
昼:和風バター風味スパゲティーニ、コーンポタージュスープ
夕:パクチー入り焼売・点心醤添え、A菜の腐乳炒め、豆富と上海蟹の土鍋煮込み、豚フィレ肉の香菜炒め・黒酢香り、酸辣湯麺、青島啤酒、黄酒十五年、鬱金酒鬱金茶、鬱金酒茉莉花茶

◇A菜(えーさい) ・・・ 千社唐(ちしゃとう)を栽培時に間引いた葉
◇「茎レタス」
◇食感:しゃきしゃき

◇限られた行動範囲での無計画な徘徊は偶然という名の必然を誘発する。

(了)

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January 28, 2012

『酔龍亭の紅い夜』

<覚ヱ書キ>

朝:和風バター風味スパゲティーニ、コーンポタージュスープ
昼:バジルとチーズのスパゲティーニ、南瓜のクリームスープ
間:ジャワカレー麺
夕:鮟肝、縞鰺、赤貝、豆富と鶏の煮込み、(酒類失念)
夜:"Tiger", "Smirnoff"
深夜:味噌煮込み、サーモン炙り鮨、(酒類失念)
早朝:(酒類失念)

◇午前7時、震度3

◇練馬区、場末感で満ち溢れたスナック。
◇日本人ではない女子を2名連れた、恰幅よき中年男性が入店。
◇まァ声のでかいこと。
◇「いやァ参っちゃったよ、食べ放題2軒梯子しちゃったよー」
◇何をぅ?
◇・・・自分の想像力の限界は、焼肉の後のケーキバイキングに留まる。
◇考えただけで胸がいっぱいになる。
◇もちろん、知り合いではないので詳細は聴けずじまいでオチも何もないのだが、まったくもって意味が分からない。

◇震災前の話だが、知人は宮城は南三陸町にある旅館で芸者を呼んだという。
◇お母さんとお婆ちゃんの中間層にあたる芸妓が現れ、最初はつまらなさそうにつんぺんと三味線を爪弾いていたのだが、燗酒で温まってきたのか、カラオケが始まって客が唄い出すと、何をきっかけにどうテンションを上げたものか、着物を脱ぎ、もうほぼ全裸に近しい格好を面前で曝す運びに。
◇あまつさえ、金属製の栓抜きを、上半身特定部位2箇所にぶら下げての持ちネタらしき踊りを披露。
◇当旅館は震災に負けず堅牢と立ち続け、津波にも流されずに無事という。
◇何の曲に乗せての栓抜きダンスだったのかが気になる。

(了)

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January 27, 2012

『熾ル事炉ノ如シ』

<覚ヱ書キ>

朝:金平天蕎麦
昼:韮菜炒猪肝
夕:胡瓜の辛味和え、クリームチーズ豆富、十割蕎麦、他、(酒類失念)
夜:"Caolila"

◇人工的なせせらぎは人の気配に似る。

(了)

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January 26, 2012

『鱗に紛れて昇天』

<覚ヱ書キ>

朝:烏賊天蕎麦
昼:(店名を冠する肉野菜挟み麺麭と揚げ芋)、珈琲
夕:海老煎餅、チョレギサラダ、捏ね串、鶏の唐揚げ、出汁蛸焼き、油饂飩、(酒類失念)
夜:(酒類失念)

◇2軒目退店後、駅に向かって歩いていると、「後ろ姿がケミカルですね」と云われる。
◇君、何かやってる? 酒じゃなくて。

(了)

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January 25, 2012

『熊襲急襲』

<覚ヱ書キ>

朝:ホットケーキ(メープル&マーガリン)、珈琲
昼:咖哩炒飯
夕:豚の背骨肉とたれ煮の豚ばら肉の山盛り入り麺

◇夕餉の店、前回来店時に食した品の説明文に内容物が追記されていて、「すっきり清湯、煮干しあご、鰹、昆布、椎茸だし」とある。
◇「清湯(ちんたん)」て一般名詞だったかしらね。

◆初期の頃に囚われの身から解放されて久しい帝国側の収容所に来ている。
◆久方振りの訪れに新鮮な気持ちで探索していると、かつて初対面時に軽く死体から追い剥ぎした反体制側の脱走兵が全裸のまま放置されていた。
◆(当世界で死亡した人間は所持品を含め、数日で跡形もなく回収される約束事となっているのだが、この収容所では適用外のようだ)
◆見苦しいな、こんな事ならこいつの服は剥がなきゃよかった。

(了)

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January 24, 2012

『黒江省への近道』

<覚ヱ書キ>

朝:ハムチーズ玉子サンド、玉蜀黍ポタージュ
昼:掻き揚げ蕎麦
夕:皿饂飩(軟麺)、啤酒

◇ディック・ブルーナ先生の陶器、2枚目~。

◇暗い雪道を往く外套を纏った人々の歩みは、悲しみを堪えた葬列のようだ。

(了)

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January 23, 2012

『地脈の寝返り』

<覚ヱ書キ>

朝:金平天蕎麦
昼:炒飯
夕:かけ饂飩(並)、柏天

◇初雪。

◇夕間暮れの渋谷駅前、「原発反対」と幟を掲げて、街頭に立つ山本太郎(同い年)を見掛ける。
◇いや、正確に云うと本人は見ていないのだが、握手会への行列の先が彼。

◆帰宅すると自分の所持品が一切合財ないと分かって大騒ぎし、半狂乱となる。
◆結果、うっかりとひとんちに入り込んでしまい、部屋を間違えたと気付いて、ほっと胸を撫で下ろす。

◇『坂口安吾全集 (18)』、読了。

◆「蜂蜜」という名の付く建売住宅を購入。
◆少し狭いし、暗い雰囲気である。
◆外出時、すぐ外壁の向こう側に出られるのはよろしいが。

◇地震。

(了)

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January 22, 2012

"fire breath on a valley"

"GOOD VIBES HOUR!"
@House of Rocks “OUTBREAK!”

act;
BAKUBENI
MOCO(大阪)
六ヶ所村ズ
DOPES
Out Of Destiny
兎鳶

(End)

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January 21, 2012

◆『髭武者修行』

本日ァ文京区立図書館主催の落語会でござんす。

少ぅし早目に現地に着いたてんで、立ち喰い蕎麦屋へと足を運びますてぇと、店の大将が大変に賑やかな方で、店内を静かに流れる「ローリング・ストーンズ」の曲に対して天井を指差しながら、「そう! これが、あの『サティスファクション』ね」と大層ご満悦そうでした。

『湯島図書館文化高座 湯島図書館新春落語会 桂扇生古典落語独演会』
@本郷三丁目・湯島総合センター会議室

開演前に席亭からのご挨拶がありまして、「実は私ども図書館は民営化しておりまして」との、参加者の誰もがおよそ考えた過去のない衝撃的な発言の中、どよめきが起こりましての幕開きで御座ィます。

桂扇生◆初天神

「すぐ近所にサッカーミュージアムなんてぇ建物があるんですよ」
「なでしこジャパンが優勝した時のトロフィーが展示してあるとという事ですがね」
「入場料が500円と聞きましたんで、まァ時間もないので止めておきました」
「それに比べますと、この会はただですからね」

本編:
金坊がねだる「飴玉」、「蜜団子」に続きまして看板の大凧ではなく「小さい凧」で〆ます。

桂扇生◆蕎麦清(そばせい)

開始早々、蕎麦の話題に触れまして、お母さんらしき女性の方が娘さんらしき女の子に耳打ちします。

「お母さん、『時蕎麦』じゃァないですよ」
「え? 『蕎麦清』って云ったの? じゃァ蕎麦清にしようか」
「蕎麦の話から饂飩に入ろうと思ったんだけど・・・」
「蕎麦清、しばらく演ってないからなァ」

追い出しこそ鳴りませんが、二席でお開きでござんす。
この後、西新宿に移動しまして、山陽地方にあります一地方の駅前喫煙所内での水商売の未成年女子と交番勤務の警察官の遣り取りを再現したなんてぇ寸劇をたいへん愉しく拝見させていただいたんですがねぇ、それはまた別の話で御座ィます。

(了)

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January 20, 2012

『零度下ノ鉤』

<覚ヱ書キ>

朝:ハムチーズ玉子サンド、チーズ胡桃麺麭
昼:湯麺
夕:(ツングース系民族の名を冠した麺類、バター)
夜:"The Macallan/"
深夜:"Dalmore"

◇東京は初雪。

◇千代田区、自転車で颯爽と裏路地を走る眼鏡コート姿の見知らぬ中年男性から「こんばんはー!」と元気よく挨拶される。
◇誰?

◇新宿区、丸井の前を携帯電話で通話しながら行ったり来たりする女子、発言からすると関西人と思われる。
◇「あんた、今何処におるん? うち? うち、今何かデパートみたいなビルの前におるねん。ビルの名前? あー、『オイオイ』て書いてあるわ。オイオイて何ー? ここ何処ー?」
◇まァ関西に丸井は無いわな。

◇新宿区、画質の劣化した『アイガー・サンクション (1975)』を無音で眺める。
◇高所に恐怖する人間には辛い絵面である。

◇渋谷区、幼少の頃貧困ゆえに近所の公園にて「零余子(むかご)」や「野蒜(のびる)」を採取しては、その日の「おかず」の足しにしていたとか、自分と妹弟3人に対し「おやつ」として母親が置いていったのはトマトがたったひとつだったという涙無しでは語れない話を聞かされる。
◇しかし、後で聞いてみるとその家庭の父親は大企業の取締役で、定年後は子会社の社長に就任予定と云う。
◇野草の見分け自慢かしら。

(了)

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January 19, 2012

『蜥蜴野郎と呼ばれて』

<覚ヱ書キ>

朝:烏賊天蕎麦
昼:咖哩拉麺(中辛)
夕:"Heineken", "The Glenlivet", "Chicken and Chips"

◇腿肉に喰らいつきたい夜もある。

(了)

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January 18, 2012

『逆毛の生えた心臓』

<覚ヱ書キ>

朝:コチュジャン仕立て鶏の唐揚げサンド、チーズ胡桃麺麭
昼:(失念)
夕:皿饂飩(軟麺)、啤酒

◇夕餉の会場、デフォルトが「硬い麺」なので、「やわさら一丁~」と厨房への声に少し動悸が増した気がした。

(了)

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January 17, 2012

『黒檀ノ爪』

<覚ヱ書キ>

朝:ツナ&玉子サンド、苺牛乳
昼:湯麺
夕:「熟成こく醤油」

◇夕餉の会場、「山」を冠する品目はその盛り具合が登頂を目指す登山者の視点で語られるらしいぜ。

(了)

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January 16, 2012

『画龍も朧』

<覚ヱ書キ>

朝:玉子入咖哩麺麭、苺牛乳
昼:酱拉面、螃蟹炒饭
夕:雲呑担担麺(大)

◇文京区、国道沿いの歩道に警官4名が集結。
◇歩道には立入禁止を示したカラーコーンが置かれている。
◇道路に背を向け、ビルを見上げながら部下が上司に状況を説明している様子。
◇「これ、昨日今日の話じゃないですよ、きっと。いつからなんですかねぇ」
◇何だろうか、外壁剥がれの落下物?
◇ていうか、市民の安全を守る立場である君らが、市民の前でうっかりとそんなぼんやりした発言するねい。

(了)

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January 15, 2012

◆『T&D(R)』

本日ァ東高円寺での落語会でござんす。
開場時刻前に着きましたてんで、最寄りの店で酒精を入れて気焔を上げてゆきましょう。

『新春落語会 初笑い 落語花形ふたり会』
@杉並区梅里一丁目・セシオン杉並ホール

柳亭市也◆転疾気

サゲ:
「初めからくさい話と思った」

神田蘭◆信長と吉乃(きつの)

講談で御座ィます。
演目は信長公が側室、生駒吉乃との馴れ初めなんですがね、内容はほぼ蘭先生自身の婚活状況と自著である『恋する日本史講談(ぶんか社)』の紹介に終止しました。
尺が足りなかったか、「さのさ時雨」を踊ってお後と交代です。

柳亭市馬◆七段目

「いいですね、女性がいると華やかですね」
「何か楽屋で昇太さん、妙にそわそわしちゃってて」
「今頃、告白してるかも分かりませんな」

相撲話から入りまして、自慢の喉にておりじなるの『杉並甚句』が挟まります。
(喝采)
「まァこんなんでよければ、ずっとこれで行きたいんですがね」

この後、亡くなられた式守伊之助行司が生前に相撲の黒白を間違えた結果の苦し紛れの名じゃっじ、「名寄岩(なよろいわ)~、に勝ったアヤノモリ(?)~」

ここで唐突に角界から梨園へゆきまして、「市川團十郎の睨み」から何故か落語界での「先代林家正蔵の口上」から芝居噺の本編に入ってゆきます。

本編:
不意に流れる三味線の音を耳にした若旦那は「隣の稽古屋の師匠」を指して、「流石はおふゆさん」と発しますが、弾いている下座さんは田中ふゆ社中てんで、万事が行き届いております。

お仲入りで御座ィます。

春風亭昇太◆二番煎じ

「正月に箱根駅伝をテレビで見てたんですよ」
「東洋大に柏原(竜二)くんていましたよね」
「彼、何かに似てるなーと思ってたんですが、やっと分かりました」
「エイの裏側ですね、あれは」

「あれ(駅伝)は身体に悪いと思います」
「まァ日本人は人が弱ってるところ見るの好きですから」
「弱ってるのを見ながら、自分は楽なところでぬくぬくしてるのがいいんですよ」
「だから、駅伝は人気あるんですよ」

「松野明美さんて居ましたね、小さい方でね、早かったですね」
「今は見る影もないありませんが」
「彼女もゴールしたら、よろよろと倒れて毛布に包まれたりなんかするんですよ」
「あのよろよろばったりと毛布に包まれる松野さんを皆さんは待ってるんですよ」

「初詣は明治神宮でした」
「そしたら、中高生がわんさかいるんですよ」
「普段は夜中に家を出してもらえないけど、初詣にかこつけて外出するんですね」
「『友達とお参り行ってくる!』とか云って」
「友達だぁ?」
「それで待ち合わせた中高生カップルが、もういちゃいちゃいちゃいちゃしてるわけですよ」
「奴らのいちゃいちゃスペースは決まっておりまして」
「こう、電車の扉付近に20センチ、70センチ角のスペースがありますでしょ?」
「そこが定位置なんです」
「で、また会話らしい会話をしてないんですよ」
「『あたし家族旅行にいくんだー』」
「『どこいくんだよー』」
「『おしえなーい』」
「『おしえろよー』」
「『おしえなーい』」

昇太師匠、ここで立ち上がりまして、かっぷるを足蹴にする様を座蒲団から離れて演じます。
蹴倒した後の決めのぽーずは左手で右の二の腕を叩いての中指一本立ちでした。

追い出しとなりまして、お開きで御座ィます。
この後、何故か歌舞伎町まで移動しまして赤くて辛い鍋を囲む運びとなりますが、それはまた別の話で御座ィます。

(了)


<覚ヱ書キ>

◇飲茶(点心七品、香港風粥、杏仁豆腐)
◇鮮蝦雲呑麺(香港風海老入り雲呑麺)

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January 14, 2012

『咆哮~世界の果てで』

<覚ヱ書キ>

朝:ミックスサンド(ツナ、ハムサラダ、玉子)
昼:"Chili Tomato Noodle" (トマト、チキン、コーン、キャベツ、隠元)
間:"MISO-Butter Chips"
夕:(抜き)

◇終日ひきもこり。
◇しかもジャンク。
◇また明日~。

(了)

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January 13, 2012

『アガヴェの花茎』

新宿区、20時半。
「たっぷり野菜とチーズフォンデュの店」という女子会みたいな会場に来ている。
スイス式チーズフォンデュの食べ方を教わる。
「バゲットを白ワインにたっぷりと浸して食しながら、白ワインを飲む」
なるほどって、泥酔まっしぐらじゃんか。

amuse◇カリフラワーのババロア(ブロッコリ?)
hors-d'œuvre◇韮ディップ、オクラ葉のパルマ産生ハム巻き、他(失念)
salad◇各種野菜(失念)
cheese fondue◇さくらんぼ酒のクリーミィチーズフォンデュ
topping◇バゲット、各種野菜(失念)
pasta◇生桜えびと青菜の富士宮焼そば麺ぺペロン(たぶん)
dessert◇ジンジャーショコラ 牛蒡のアイス添え
wine◇(銘柄失念)


失念の数だけ酒量は増えてゆくのだ。
ていうか、逆だ、酒量の数だけ失念があれだ。(ぐだぐだ)

(了)

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January 12, 2012

『龍福寺、本堂修復中』

<覚ヱ書キ>

朝:ツナ玉子サンド、玉子入咖哩麺麭、玉蜀黍の恵み
昼:掻き玉蕎麦
夕:水餃子、麻婆豆腐、海鮮炒麺、鶏肉とカシューナッツの炒め、(他失念)、紹興酒

◇都営三田線、新板橋駅前にいる。
◇何故だろう、こう不安な気持ちにさせられるのは。
◇少し移動する。
◇JR板橋駅前には、幕末期の新選組局長、近藤勇の処刑場跡地がある。
◇何故ここに居るのかを思い出す。
◇新年会という名の飲んだくれの集まり具合はすこぶるよろしくなく、欠席者と遅刻者と時間通りに待ち合わせ場所に訪れた正直な愚か者で構成されている。
◇「創作中華」なる微妙な看板を見付け、扉を押し開けようとすると、知らないおっさんの群れで店内は溢れ返っている様子。
◇私の知らない面子を何名か呼んだのかしらと思い入ろうとするが、従業員らしき小姐から制止される。
◇「イマ、カシキリネー、19ジマデネー」
◇時計を見ると、18時を少し過ぎている。
◇やれやれと溜め息混じりに店を後にし、イタリアンなファミレスで先に始める事にする。
◇空虚な胃にアルコヲルだけを流し込んで、創作中華に備える。
◇時間となったので移動。
◇紹興酒を頼むと、ボトルごと卓上に置かれる。
◇何となく裏に貼られたラベルを眺めていると、手書きで「田中」とある。
◇今宵の同行者には旧姓を含めて「田中」姓は皆無である。
◇俺が田中か、田中が俺か。

(了)

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January 11, 2012

『カリムト蒼帝』

<覚ヱ書キ>

朝:ハムチーズ玉子サンド、柚子ヨーグルト
昼:咖哩炒飯
間:"LOTTE ZEC"
夕:皿饂飩(軟麺)、"KIRIN ICHIBAN-SHIBORI"

◇5時半に起きる。

◇「ゼク」という名のクラッカーをドラッグストアにて買い求める。
◇韓国っぽい響きだなと思って裏返すと、やはり「ロッテ製菓」とある。
◇ペ・ヨンジュンが当商品のCMに出演中という。(現地で)
◇ふーん。

(了)

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January 10, 2012

『竜殺シ氷地獄』 (第4回)

◆落合クララです。(誰?)
◆街より遠く離れた川沿いの街道にて追い剥ぎに「金を出せ」と絡まれる。
◆選択肢の一つ、「金を持ってるように見えるか?」と返すと、何を戸惑いをしたのか、「そうは見えないな、悪かった」と去ってゆく。
◆しかも、全速力で。
◆追い剥ぎはそんなに急いで何処に帰るのだろうかと後を着けてみる。
◆道中、隣国の自治領を統べる組織の司令官とその部下2名を追い越す。
◆何を思ったか追い剥ぎは司令官と部下の間に入り込み、競輪やサイクルレースの要領で、縫う様にスリップストリームをやってのけ、そして離脱。
◆彼らの間で特に小競り合いはない。
◆現政権と抗争中の過激派先住民が根城にする砦の前をこの5名が通過。
◆一行の構成を整理すると、「追い剥ぎ」を追跡する「私」、後に続く通行中の「司令官」と「部下2名」の5名である。
◆先住民らは一行に対しては完全に敵性なので、問答無用に攻撃を仕掛けてくる。
◆これは傍観に限ると思い、動向を見守ろうと陰に身を潜める。
◆射手からの攻撃を受けた追い剥ぎは、身のこなしも軽やかに颯爽と扉から砦内部へと躍り込む。
◆速攻で部下1名が殺害され、逆上した司令官もやはり砦内部へと駆け込んでゆく。
◆表では関係者が不在となったので、自分も中へと続く。
◆奥よりがちゃがちゃと剣戟音が響き、複数の悲鳴の後、静まり返った周囲を伺うと、複数の先住民、司令官、その部下の死体があるだけで、追い剥ぎの姿はそこにはない。
◆彼は「私」を追い剥げなかったままで期せずして第三者と共闘し、自らも戦い傷付き、そして何処へ向かったのだろうか。

(續く)

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January 09, 2012

『竜殺シ氷地獄』 (第3回)

◆女である。
◆一地方を統治する首長からの依頼により、火口付近に住まう大型爬虫類を倒しにゆく。
◆現場へと急行すると、背後で何かが地面に叩き付けられた如き音が響く。
◆振り返ると、女とも鳥とも判断しかねる、爪がよく伸びた人型の生き物が仰向けになって死んでいる。
◆この生物、局部的に羽根が生えた外観ながらも空は飛べないらしく、高所よりうっかり落下したと思われる。
◆もちろん、死骸を漁って所持金はいただきましたよ。

(續く)

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January 08, 2012

◆『辰ノ八百八十八番』

えェ、本日ァ諸事情により雲の上からお届け致します。
内海英華師匠の三味線に、桂枝女太の太鼓、桂しん吉の笛が重なります。

『全日空寄席 "JAPANESE TALK SHOW"』
@内幸町二丁目・イイノホール (2011/11/02)

ぱーそなりてぃは、講談師・神田紅、女道楽・内海英華で御座ィます。
ふらいと時間が正味一時間てんで、機内案内で高座が何度も中断しまして、通しで聴けねぇのが残念ですな。

三遊亭兼好◆浮世床

本編:
『太閤記』の抜き読みでは、「姉が“かわらけ”なら妹は毛深い」の件が入ります。(たぶん)

月亭八方◆AKO47~新赤穂義士伝

本編:
「四十七士のうちで誰が先頭に立つかは、総選挙で決めようて事になりまして」
「赤穂の塩を買うてくれた人に投票券が渡されます」
「これは一人が何枚でも買えますんで」

丁度お時間となりまして、当機はまもなく羽田空港に着陸致します。

(了)

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January 07, 2012

『竜江寺ヨリ徒歩五分』

<覚ヱ書キ>

朝:納豆、焼き鱈子、韮玉
昼:山海の珍味(失念)
夕:切蒲英鍋(きりたんぽ、比内地鶏、牛蒡、舞茸、葱、芹)、石鯛の造り、チヂミ、酒類(失念)

◇20も歳の離れた従姉妹(母の弟の娘)より買い物を頼まれる。
◇「WC(ダブル シー)で伊達メガネ買ってきて」
◇WCて何、トイレ?
◇「若槻千夏の店」
◇それは何処にあるの、いや待って、今調べるから。えーと、「去年の8月に渋谷・原宿店撤退」って書いてある。
◇「えー!?」
◇あ、でも新宿にあるな。「東京最後の旗艦店」って。
◇「じゃァお願いしまーす」
◇何を買えって?
◇「伊達メガネ。KARAのギュリがしてたやつ」
◇情報量多いな。
◇果たしてミッションは遂行されるのだろうか。

(了)

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January 06, 2012

『超特急フロストブレス』

<覚ヱ書キ>

朝:ツナ&玉子サンド、コーンスープ
昼:掻き揚げ蕎麦
夕:かけ饂飩(並)、柏天
夜:鮭のマリネ、"Ardbeg", "Caolila"
深夜:叉焼麺

◇やんごとなき理由で本日中に実家に帰らねばならない。
◇最終列車を確認すると、21時40分東京駅発という。
◇何だ遅くまであるじゃんと思いきや、最寄り駅への到着は日付変わって1時59分ですと。
◇乗換駅で接続した夜行列車は思いの外混み合っており、旅客らがBOX席にて個々に死屍累々としている。
◇隣席に座る見知らぬ老婆は過剰に自分側へと寄り添い、数分に一度合掌しては無言ながらも唇は何かを唱えている様子。
◇やれやれ、こんなんじゃとても眠れやしないぜ。

(了)

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January 05, 2012

『龍宮ノ遣イ』

<覚ヱ書キ>

朝:ピッツァ(ソーセージ・マッシュルーム、ベーコン・アスパラ、トマト・バジル、ペパロニ・コーンのいずれか)、珈琲
昼:掻き玉蕎麦
夕:牛鍋、韮玉、葱塩炒麺、手羽中の唐揚げ、酒類(失念)

◇「田舎暮らし 一人暮らし その日暮らし」(中傷)
◆川沿いにて蜘蛛蟹合戦を目撃。
◆「きゅー」とか「ばしゃ」とかいいながら相討ち。

(了)

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January 04, 2012

『七龙珠』

<覚ヱ書キ>

朝:ピッツァ(ソーセージ・マッシュルーム、ベーコン・アスパラ、トマト・バジル、ペパロニ・コーンのいずれか)
昼:什錦菜面(上海湯麺)
夕:かけ饂飩(並)、掻き揚げ天

◇現在、"DRAGON BALL"は日本に4つあるという。
◇詳細は割愛するが、北から岩手、千葉(本八幡)、東京(稲城)、山口。
◇5つ目は海外、大陸に渡って南京にひとつ。
◇残りふたつはレーダーに表示されていないそうだ。

(了)

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January 03, 2012

『竜殺シ氷地獄』 (第2回)

◆女である。
◆この地に暮らす人々の既成概念が少しだけ変化するような事件が発生。
◆事件収束後、自分が何かを背負った宿命の下に世に出たと判断され、激しい名の称号をいただく。
◆それは人間の話す言語ではないらしく、専門家より詳細な説明を受けているのだが、さほど理解していない。
◆ていうか、人の話を聞いていない。
◆期せずして世間を賑わす張本人であり、少しだけ有名人なので、街中や街道でよく絡まれたりもする。
◆「ねぇねぇ、あれやってよ、いいじゃん、減るもんじゃなし、ほら」的な感じで。
◆ぽっと出の芸人かと思う。

(續く)

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January 02, 2012

『竜殺シ氷地獄』 (第1回)

◆女である。
◆内戦が激化する常冬の地にて、反体制派の一員として処刑されそうになる。
◆しかも斬首刑。
◆劇的な展開にて何とか免れる。
◆親切な体制側の軍人に導かれ、その男の知人である鍛冶屋の一家の世話になる。
◆しかし、鍛冶屋の女房からは常時「わたしの亭主に色目を使うな」と云われ続け、肩身が狭い事この上ない。
◆鍛冶屋の門限は厳しく、野外での小銭稼ぎ(薪割りと追い剥ぎ返し)の果てに少しでも帰宅が遅くなると朝まで締め出しである。
◆宵闇の雪降る中、雨に濡れた仔犬の顔でほとほとと扉を叩いても誰も迎えてはくれない。
◆何処の馬の骨とも付かない居候の身分に相違ないが、これでは暮らしが成り立たないと、一家に別れを告げて旅立つ。
◆世界は広大だ、さあこれから何処へ向かおう。

(續く)

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January 01, 2012

『きりゅういんさんところのはなこちゃん』

みなさん、あけよろです。
きがつけば「しんじゅく3ちょうめ」でしんねんをむかえていました。
たいりょうりてんにて、としこしふぉー(とりそば)をすすりながらのむかんどうないっしゅんでしたが。

もよりの「はなぞのじんじゃ」はのんだくれとろくでなしぞろいで、だいせいきょうのようすでしたので、ぎょうれつのない「いなりいなりじんじゃ(そうとしかよめない)」ではつもうでをすませ、おみくじをひきました。
ねたにならなくてあれなんですが、「だいきち」でした。
それでもあまりよいことはかかれていません。
まちびと:まつだけひろうする、とか。

ことしのほうふですか? そうですね、まいとしおなじでなんなんですが、「じょしりょく」をあげてゆきたいとおもいます。
(あらふぉーがなにをいうか)

それではみなさま、みのりよき1ねんでありますように。(ぎぜん)

(おわり)

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