June 29, 2008

もうひとりいる…

乙事へ。

席についた瞬間から、「誰かもうひとりいる」感じがしていたが、
淳くんの部屋に行ってもずっとその感じが消えなくて落ち着かないので

「ねぇ…もうひとりいる気がしてしかたないんだけど」

と言うと、あっこちゃんもゆーこりんもそう思ってたらしく、

「やっぱり…」

「あたしなんかトイレまで見に行っちゃった~」

「しかも男だよね?」

「うん男~!」

「誰だろ…」


でも別にこわいとかいやなかんじとかでなくて、
ふつうに仲間がもうひとりいるっていう気がしたので、
こぞうくんの生き霊じゃないの、まさか~。とか言って、
別の話題に移っていった。

しばらくするとその「誰かいる」感がふっとなくなったので、

「ねぇいなくなったね…」

「そうそう、消えた、ね~!」

などと言って落ち着いてまたおしゃべりに戻った。

こういうこと(友達といて、誰かもうひとりいる感じ、でも数えてみてもいる
はずの人は全員その場にいて欠けていないのに、
なぜか自分だけでなく他の人もそう感じている…)
ってほんのたまにあるけど、
通り過ぎた何かが楽しそうだからついつい寄っていっちゃった…
…みたいな感じがして、そうだとしたら何かかわいらしい。

みんなで朝ごはん食べて。
朝みんなで食べるごはんて好きだ。

基本的には同じ屋根の下に寝泊まりした人たちで分かち合うひととき。

乙事からの帰り道、原村の天然酵母のパン屋さんを覗いたら、
楽健寺、レーズン、玄米と野菜の3種類の酵母で、
どれもわかりやすく表示がされていたので、ひとつずつ買ってみた。
玄米と野菜はつぶつぶした酵母が甘くておいしかった。

そろそろ夏が近づいたし、笹原の暮らしも慣れて余裕が出てきたから、
パン作りも始めたいなあ。


投稿者 chaco : 03:03 PM | コメント (0)

June 27, 2008

初収穫

今日は久々に予定のない休み。
ゆうべ考えごとで寝付けなかったので朝はゆっくり起きた。

結論が出るわけもなくああどうしようかな…。
という気分で起きて、メールを見たら臼井さんからアドバイスが
来ていてほんとうにありがたかった。
畑に立つ自信、出てきた。
このことはまだいろいろ考えているが、近いうちちゃんと書いて残したいと思う。

梅しごと。
酢と蜂蜜のと、黒糖と蜂蜜のと、2種類のシロップを仕込む。
おいしくなりますように…!

えごまをゆっくり炒ったのをすり鉢であたって、
ヤス子さんの米ぬかやなかや醤油のきらずでふりかけを作ったり、
台所の掃除をしたり。こんなにゆったりしたの、久しぶりだなあ。

おやつの時間に豆腐アイスを持って花苑へ。
ヒオウギアヤメも盛りを過ぎてしおれていく。
木のハウスの裏側でニッコウキスゲが花をつけた。
夏がもうすぐそこだなあと思う。

馨さんの野趣溢れるよっぱらい&怪我話に涙が出るまで笑った。
少し割り引いたとしても、おかしすぎ。あはは。

馨さんは何度も死ぬような目に遭っているが、
宇宙の力で生かされてるに違いない。長生きしてね!

夕方から畑へ出て草刈りをした。
今日は初収穫…5月にまいたルッコラを間引いたもの。

温泉&鹿パト(今日は畑手前に10頭くらいいた。
車から降りると慌てて逃げていく)の後、
トマトとルッコラのペンネを作って食べた。

虫喰いだらけだけど新鮮でほろ苦くてとてもおいしかった。
ごちそうさまでした!

明日から八百屋バイトで家を空けるので、とうとうトマトソースを煮る。
オーブンでちょっと焼いてから煮込んだら旨味がぎゅうっと詰まったソースになった。

さて2ケース分…瓶が足らない…
。ついでに解凍した金時豆とタカキビでチリコンカンも煮た。
大地の恵み、ありがとう。

投稿者 chaco : 11:26 PM | コメント (0)

June 26, 2008

六ヶ所日記UPしました。

六ヶ所村へ行ったときの日記をUPしました。

なんだか、文章にするのがすごくむつかしい。
もどかしいくらいに、書けば書くほど離れていくような気持ちがしたけど、
鉄は熱いうちに打て?…は関係ないか。

とりあえず、ばーっと書いてみたのを載せておく。

まずは、知ってもらいたいから。

当然、感じることは人それぞれでしょうけれど、
青森は遠いけれど、あたしたちの生活と無関係じゃないんだよ。


今日は花苑にこぞうくんと淳くんが仕事に来ていたので、
お昼はうどんを食べに行った、気になってた、あそこ。

淳くんとごはん食べるのなんて、久しぶり。
ごはん食べながらだと、コミュニケーションって濃くなるんだと思う。


投稿者 chaco : 07:45 PM | コメント (0)

AKOちゃんの「いただきます」

六ヶ所村で、地球村川AKOちゃんと会いました。

AKOちゃんは基本的には自転車かヒッチハイクの有名な旅人。
紙芝居しながら、、、愛の伝道師。

シャロムでまきちゃんの教えてくれた
「太陽と大地と海の恵みに感謝して、いただきます!」は
AKOちゃんがオリジナルらしいのだけど、
今回、AKOちゃんが今広めている新しいいただきますを
教えてもらって、それがとってもとっても、素敵なので、
載せておきたいと思います。

みんなもだいじな人とやってみてちょ。

(以下)

食はいのち!

食べものを生み出して下さった
愛しい地球への感謝
愛がとうごZION

食べものを作って下さった
お百姓様への感謝
愛がとうごZION

食べものを料理して下さった
○○さんへの感謝
愛がとうごZION

命をいただき生かされています
目の前にある食べものが
私自身になります

ここに集ったみな様と共に
おいしくたのしくありがたく感謝して
いただきます


今、ココ、すべて、一つ
愛の光

投稿者 chaco : 05:49 PM | コメント (0)

June 25, 2008

チョキ…?

石の配置変えたらそのせいか寝れないし(早速変えた)、
朝から非通知のTVコールが30回くらいかかってくるし(怒!)で
…なんだか疲れた…。

そして三枝さんがお休みってこんなにつまんないんだな…と、
ちょっぴりとぼくれた気持ちで畑に行ったら

………鹿に入られてたよ!!!!
ネット越えて!!!!!!!

あくまで偵察に来ただけなんよ~と言いたげに、
ポリポリっと豆の一部が噛られてて、チョキの足跡がなんだか小憎らしい…。
ショック…。

ネットの上方に追加でビニール紐を張ったがいかがなもの?

油揚げに引き続き、見切りの豆腐と向き合った。

お豆腐で、
抹茶のムースと、りんごのアイスクリームを作った。
りんごも、例の大量に発見されたあのりんご…。

いやーーー、でもショックだわ。鹿。

投稿者 chaco : 08:51 PM | コメント (0)

astrology

ときどき見ている星占術のサイトに

「木曜日はあなたのパーソナリティと外見に関わる大きな変化が起こるかも」

とあったので

「なに~!もうぶよには刺されたくない…」

と心から思う。


大きく間違ってるが、本音だもーん。
(精油のおかげか、案外に早く腫れはひけた)

投稿者 chaco : 01:06 AM | コメント (0)

梅しごと

またなんだかドクダミでちょっとだけ日陰ぽい気持ちになりつつ、施肥。

これでやっと花苑じゅうのポットに肥料をあげたことになるも、
肥料&梅雨で雑草もすごーい勢いで出て来たので、
今度は当面草抜きだと思う。

…冗談じゃなくたいへんだと思う、全部やるの。

でも草取りって黙々と手を動かす気持ちよさというか、瞑想みたいでけっこう好きだ。

昼間の暑い時間は仕事の手を休め、
三枝さんと梅干しを塩漬するところまでやった。

花苑のハウスの横、木の下にござを敷いて。
風通しがよくて気持ちがよかった。梅の甘酸っぱい匂いだけで幸せ!

夜は大量の油揚げを煮たり、熟れ過ぎた梅でジャムを煮たり、
ヤス子さんの米ぬかでクッキーを焼いたりした。
まだ豆腐とトマトが手付かず…お店が開けそう。

種蒔き:
小松菜
二十日大根
人参
アマランサス
ズッキーニ(!遅すぎ!)

投稿者 chaco : 12:15 AM | コメント (0)

June 24, 2008

ご近所づきあいと残り物の福とひと手間の豊かさ

朝畑に行くとここ数日の雨でぐうっと草や野菜が伸びていて驚いた。

八百屋バイトへ。
トマトの仕入れに行ったところ、帰り際に遠慮がちに農園の人に声をかけられ、
裂果してしまい出荷できないトマトが大量にあり、
農家でも処理しきれないので少し貰ってくれないかというので、
大喜びでありがたくいただいてきた。

2ケース。トマトソースを作ろうと思う。
ああよかったねトマトも私も~。
農家の人がほっとした表情で箱に詰めてくれた。

店ではいよいよ気温が上がりつつあるので、
豆腐や油揚げをより温度の低い冷蔵庫へ移した。

入口近辺のオープンの冷蔵棚から奥まったところに移動したせいか、
売れ行きがいまいちで大量の油揚げと豆腐が売れ残ってしまったので、
これもたくさん引き受ける。いなりでも作るかな…。

今週は林檎もあるし梅仕事もあるので毎日保存食づくりに忙しそうだ。
らっきょうも漬けたかったが、いかにも忙しいので見送ることにした。

漬物は今のところぬかと粕漬けで自分ひとりなら満足だし、
焼いたお菓子をときどきはつえさんのとこへ持っていくと、
お返しにあのおいしい漬物のいろいろを分けてくださるので、逆に充実しているくらい。

ちよえさんが

「畑で作ったものの半分は人にあげて、残り半分のうちのだいたい半分くらいの
量は逆に人から貰って、っていうことが成り立つ、そんな土地」

と笹原のことを紹介していたが、野菜だけでなくいろいろがそんな感じでご近所
を行き来してて楽しい。

特に三枝さんとはよそから同じ食材を貰うことが多いので、
それぞれに加工したり調理したりした後で、
互いのを味見したり作り方を教えあったりなんかしてそれも楽しい。

春は八重桜の関山を一緒に摘んで桜の塩漬けを作ったのが、
最近ハウスを訪れるお客さんに好評だったり。

今週は梅干しだが、三枝さんは赤紫蘇を入れない関東漬けにするというので、
両者じょうずにできたら交換すれば2種類食べられてそれもお得!

投稿者 chaco : 06:45 PM | コメント (0)

June 23, 2008

山浦散策会=御射鹿池=

山浦散策会。

あいにくの雨だったが、御射鹿池に行って馨さんのお話を聞いたり、
逆川(さかさがわ)周辺を歩いてみたりした。

御射鹿池、6月から吉永さゆりさん出演のACUOSのCMでロケ地になってることも
あり、近頃いつ行っても観光客がみられる。

雨の御射鹿池は水面がぽつぽつ打たれてあのすばらしい水鏡はのぞめなかったが、
霧にけぶる姿も風情があってうつくし。

御射鹿池の長谷工コーポレーションによる温泉施設&別荘地計画。

前日の審議会の結果は全会一致で「開発計画に疑問あり」と結論が出され、
答申が1週間程度で提出されるそう。
あとは市長に判断が委ねられることになるが、
全会一致なので開発許可をすんなり出すことがあれば審議会の
結論を無視することになるので、すんなりGOがかかるとは考えにくいが…。
まずは一歩前進。が、これからこれから。

冷山(つべたやま)という国有林、手がまったく入ってなくて、
カラマツがまさにソーメン立ちで酷かったなあ。

拡大造林のそのままだというのでおそらく40年生くらいだというが、
直径20センチくらいのカラマツがひょろついているばかりで、鉈で間伐できそうな勢いだった。

そこを抜けると原生林に近い林になっていて、ウラジロモミやコメツガ、
サワラやカエデなどがぐいぐい曲がりつつも勢いよく混生していておもしろかった。
標高が高い土地での自然のままの植生ってこうなるんだなっていうのが
この目で見れてよかった。

山…触れれば触れるほどに蓄積されたものが、醸されていくように思う。
(なんて言って、植物の名前が覚えられない自分へのちょっぴり言い訳…)

ハウスに戻ってお昼ごはんのあと、
六ヶ所村通信のDVDを見たい人は見てもらって、
その後久々にカラマツストーブを焚くなか、おしゃべりした。

初めて会う人もいるなかで知識のあるなしや考え方は当然バラついてて、
そういう人たちの前でお話するのはどきどきしたが、人に伝えることのいい訓練だ。

また伝えることは同時に受け取ることでもあり。

いとわずに謙虚に、と思う。

いろんな年代、考え方、立場の人に会うことのできる今の環境はありがたいな。

お客さんを見送ってから明治温泉へ。

雨の温泉好きが一致した三枝さんとにこにこ増水して滝のようになった
川と山の緑眺めつつおしゃべりしてすてきな時間だった。

夜は三枝さんと議員Mさんと蓼科でしっぽりごはん。

すごく充実してたので帰ってしばらくしたらすうっと眠ってしまった。


投稿者 chaco : 12:30 AM | コメント (0)

June 22, 2008

眼帯

眼帯なんて、したの何年ぶりだろう…10年くらい経ってそう!

あまりに醜く腫れ上がったが今日は八百屋の店番だったので眼帯をした。

きうちさんが「気療」の話をしてくれて、サッサッと手をかざしてくれた。
じわ~と温かくなって気持ちがよかった。

雨。
朝畑を見に行ったら、レタスの苗床から畑へ定植したのがへんにゃりしてた。
強い雨でやられてるかも…。

春先に砂地で発芽させてポットに移して大きく成長させた苗は
ちゃんと根付いたので、もう少し工夫したほうがいいかな。
大きさか…丈夫さか…密に育てたのから急に独り立ちさせたから…?

秋まきまでにまた人に聞いたりして、いいやり方を見つけようっと。

越谷インゲンも根っこを丁寧に掘り出したものと
傷つけてしまったものでは大きく差が出ていたので、
丁寧に作業しないとな!と思う。

植物は何も言わないけど結果はちゃんと出るのだ。

上手に野菜を育てられる人になりたいな。

投稿者 chaco : 12:36 AM | コメント (0)

June 20, 2008

経過

ひと晩寝て起きたら、あまりに目が腫れて別人に。
その腫れようったら、みながあっけに取られるほど。

休みだったので朝から畑。

お昼の後ハーバルノートへ行ってりえさんに救いを求める。

ラベンダースピカの精油が虫さされにはいいそうだ。
刺された直後に原液塗布するということで、
少量をポケットに入れておくといいんだって。

虫よけスプレーも精油で作ることにした。やっぱり必要…!

あまりにすごい見た目なので眼帯で左目を隠し花苑に行った。
仕事で来ていたじゅんじくん大爆笑。
やさしいGさんから養蜂家が使うような顔全体を被う虫よけネットを授かり、
またまたじゅんじい爆笑。

昨日神様のように見えたあれは何だったんだろう…。

仕事もないのにしばらくお茶しつつ馨さんたちとおしゃべりしてる時間は幸せだった。

最近ハウスは暑いので、木の下に「お茶っこスペース」を作ったのだ。

挿し木を次々作る馨さんの手元をじいっと見ながら。いい時間…。

運転もままならないので、もう仕方なく冷やして家でじっとしていることにして、本など読んだ。

夜になって雨が降る。
ここのところ随分土が乾いてしまっていたのでほっとする。
畑をやると天気の捉らえ方ひとつにしても、感じることは随分変わるもの…。


畑;
トマト苗定植
もちきび播種
越谷インゲン植え替え

投稿者 chaco : 10:13 PM | コメント (0)

June 19, 2008

山暮らしの洗礼

またもハウスにドクダミ発見。

斑入りで、尚且つ葉先が血のような赤に染まっていてものすごく気味の悪いドクダミだ。
肥料をくれながら草を取っていたら、
ポットの底からにょきにょき根っこがはみ出しているので、
仕方なく切ったり抜いたりしていたら体中にあの匂いが染み込み、
すっかり気持ちが沈んだ…。

夕方畑にいたら、ぶよにしこたま刺されて、目がぱんぱんになった。
視界が狭くなったほど。

帰って鏡で確認したら、左目のまわりを6箇所も刺されていて、
それ以外にもあごとか首とか耳の後ろとかたくさん刺されていて、
顔の左側は輪郭が崩れしびれてじんじんし、感覚も麻痺してぶわーとなっていた。

それでも三枝さんと風呂へ行き、
眼鏡をかけてナタラジでもりもりカレーを食べて楽しく過ごした。

ぶよって怖いが、山暮らしの洗礼みたいだ。
全然有り難くないけど…!

笹原暮らしの大先輩であるちよえさん曰く、

「もう刺され慣れてそんなに腫れない」

そうだ。た、たくましい…!

今日は畑にじゅんじくんとこぞうくんが寄ってくれたが、こぞうスペースに鷄糞
をばんばん蒔いた後で物足りなかったらしく、

「…うんこ撒かせろよ~」

と迫ってくるこぞうは迷惑であった。

野に立つ姿が大層さまになる百姓じゅんじいが神様に見えた…。

投稿者 chaco : 09:57 PM | コメント (1)

June 18, 2008

生ごみのゆくえ

生ゴミを畑に捨てることにしたけど
…生ゴミと言ってもせいぜいお茶がらくらいしか出ないのであった。

おかげさまで農薬のかかってない野菜が何かしら手に入るので、
皮ごと、根っこごと、葉っぱごと、おいしくいただきます。
玉葱の皮も染めに使えるので保存している。

最近の食生活は、雑穀入りのごはんと野菜と海藻入りのみそ汁とぬか漬け。
普段ひとりのときはこれで充分だなあ。

ぬかと言えば、野菜が手軽にたくさん食べられてありがたいが、
二次的にすばらしいのは、手荒れがすっかりよくなったことだろう。
手荒れで悩んでる人は、ためしにぬか漬けやってみたらどうかしら?

今日はストーブの仕事で下栗、清内路に行ってきたKさんに、
りっぱなな油揚げをいただいたので焼いて大根おろしで。
ぱりぱりで濃い味ですごくおいしかった。

日中のハウスの中があまりに暑いので、
夏の間晴れの日は昼寝タイムを設け、その分朝早くから仕事をすることにした。
シェスタだ~。アジアだ~。

大家さんがそんな風に野良仕事をしてるので、ためしに聞いてみたら、
花苑の夏はみんなそんな感じらしい。

今時の日本でそんなことが許される職場ってすばらしいなあ。
信濃花苑万歳!

今日ためしにやってみたら午後の施肥はさくさく進み、
かつ夕方になっても体がぴんぴんに元気で、畑が捗った。

今日も日没ぎりぎりまで畑にいたが、同じ夕日はなく毎日異なる美しさだ。
幸せだなあ。

投稿者 chaco : 11:29 PM | コメント (0)

日佐子さん

昨日のこと。

仕事の合間にソプラノ歌手の近藤日佐子さんが立ち寄ってくれたので、
六ヶ所村のことなど少しお話する。

日佐子さんはアフガンや朝鮮に足を運んだり、
さまざまな形で平和のことを考えながら、
歌を歌いながら人に伝えることをしてきた人だ。

まだまだ処理しきれていないところが多いけれども、今の想いをお話して、いろ
いろと質のいいアドバイスももらって、なんだかほっとして肩の荷が降りたよう
な明るい気持ちになった。

さりげなく照らすように光をあてて教えてくれて、若い人の前向きさを喜んでくれた。
かっこいい大人の日佐子さんだ。
考え考え自分のものにしてきた人特有の深い落ち着きと明るさでいっぱいだった。

日記、溜まっててUPできず。。。
六ヶ所村のことは書いてるけど、ちょっぴり時間かかりそうです。

投稿者 chaco : 08:52 PM | コメント (0)

June 17, 2008

地下足袋

暑くなってきたので地下足袋を新調
(サイズはだいたい24センチ~で見つけるのがたいへんだった)、
畑仕事にはいてます。軽いし、歩きやすい。

ここ数日とても気温があがってきたので草がぐんぐん伸びてきた。
今まで刈るほど草がなかったから土手草を刈って畑に持ち込んでいたんだけど、
そろそろその場に借り倒すことができそうな感じ。

野菜も負けじ魂で、朝見たときと夕方では驚くほど大きさが違う。
間引きながら人参の葉っぱやレタスをちょっとだけしゃりしゃりと噛ると
味が濃くて苦み甘さがおいしい。

自分の食べものを自分で作ることのできる環境にいられて幸せだと思う。

太陽と土と水の恵みに日々感謝…。
私は大地を借りてちょっと種をまいただけで殆ど何もしていないのに、
植物はちゃんと育っていく…。

「種をまいたらわかるよ」

って、冬にじゅんじくんがやさしい笑い方しながら、言ってたもんなあ…。
こうしていると、日常の小さな幸せにも、ありがたいありがたいと思う。

夕方たくさんとbちゃんが笹原に寄ってくれたので、畑に一緒に行ってみた。
自然農の畑って草もいろいろで楽しい。

それにしても村中畑は今まで肥料を普通に入れていたからだろうか…
成育は村外れのが断然いいみたい。
地主のじいちゃんから大根と胡瓜をいただいた。

夜は久しぶりに笹原でひとりごはん。
ごはんの後でさつまいもと米粉のケーキと、
昨日作ったいちごジャムと高野豆腐でビスケットを焼いた。

投稿者 chaco : 11:57 PM | コメント (0)

豆まき

久しぶりに畑へ出ると、一週間の間にお豆さんたちのかわいい芽や
ルッコラや葉ものがぐんと大きくなってた。

今日は村外畑にみんなで仕込む予定の味噌用の大豆とひたし豆を
Sさんと一緒にまいた。

楽しくおしゃべりしつつ10畝分…
土が渇いていたので畝立ても軽くて楽チン…と思っていたが10もやるとさすがに疲れる。
軟弱にわか百姓なので、楽しいと思えるぎりぎりのとこまででよしとすることにする。
お百姓さんには頭がさがります、ほんとうに。

それにしても、だんだん畑らしくなってきたかしら…。
とちょっとだけ満足していたら、馨さんたちが様子を見に来て、
まちこさんが

「どこに野菜があるかわかんないじゃない~」

とげらげら笑っていた。

夕方高橋さんが合流したが、下の畑でとうもろこしがあまりにひょろいので
見兼ねたじいちゃんが化成肥料をあげちゃった~!と教えてくれた。
残念…!

もうあの畑は村のじーちゃんばーちゃんとの交流場と割り切るしかないの…?尿~。

でも確認に行くと土を盛り直してくれてもあり、ありがたいねぇ。
きっと見ていられないのだろう。

夜は実家で母と梅仕事。

小梅を丁寧に洗い塩漬けに。
はかりがなかったので体重計で梅の重さをはかる。
のでだいぶアバウトだが、しょっぱすぎないといいなあ。

残りもののいちごでシロップも煮た。
乙女な色と香り…幸せな台所。

我が家の20年ほどほったらかしの野性化いちごも実をつけた。
露地のいちごって、このへんじゃ今なのか…。
やっぱり寒いなあ。

昼間じりじり暑かったのに、6時くらいになるとすーと寒くなる。

もうすぐ夏至ですね。

投稿者 chaco : 12:55 AM | コメント (0)

June 14, 2008

シャロム

シャロムの朝、来たかった場所。

懐かしい場所、久しぶりのみんなの顔。

朝ごはん。空気。ちゃんと私に愛しい気持ちで触れてくるすべてのもの。

体験の初日に、同じくここに来たじゅんきちゃんと一緒に来れたのもうれしくてにこにこした。

朝ごはんの最中に、岩手でゆうべ地震があったとの知らせをきく。

自分のなかですでにちょびっとだけフォーマット化しかけてた今回の旅、
が、がんと崩れる…。
もうまたまた内省。ちっぽけなちっぽけな自分だなあ…。


シャロム。

会社を辞めてまずここに来た。
8ヶ月が過ぎて、今の私の暮らし。

自然豊かな場所に暮らし、やりたかった畑も始めることができたし、
やりがいのある小さな仕事も見つかり、望んでいたような暮らしを始めることができた。

それは自分の努力の結果とかでなく、すべて自分以外の人に助けられ、
出会いが運んできてくれたもの。

人のつながりが宝…。ほんとにほんとに!!

「求めれば出会う」

と、11月の終わりに同時多発的に何度も聞いたが、
すべて未来に用意されていた…。

自分のことはもちろんだいじだが、自分ひとりだけがこうなったらいいとか
思ったらだめで、まわりの人のおかげでね。
ありがとうありがとう。

帰る前に、まきちゃんの緑の美容室。

ちょっとだけ新しいぴかぴかした気持ちになって。


茅野に戻って、じゅんきちゃんと御射鹿池に行った。

今の自分に何ができるだろうってずっと考えながら帰ってきたけど、
この自分の住まわせてもらってる地域の問題についてどう関われるか…
まずは知ることから。
あたしはここから始めたい!そう思った。

じゅんきちゃんとラブラブしく温泉に浸かり、
ナタラジでおいしいカレーをいただき、
鹿パトロール(今日は定休日?か一頭もいなかった)をして、
5日間の愛と菜食の旅が終わった。いや旅はまだまだ続く、人生は旅のようなものね。

タフな部分もあったけど、それを補うほどにみんなに元気いっぱいもらって
補いあって、ほんとうによかった。

あとは自分の感性を研ぎ澄まし、現実から離れないで判断していこう。

投稿者 chaco : 12:00 AM | コメント (0)

June 13, 2008

六ヶ所村へ行ってきました4

旅も終わり。

ヤス子さんちの前でみんなで写真を撮って、
葉月ちゃんともまたしばしの別れ。
地下足袋と、アームカバーをたくす。
お手伝い、しっかりね。またシェアしてね。
輝く輝く彼女の未来。

長い長い旅路。

旅の間全般に言葉少なだったじゅんきちゃんと、
感じたこと、シェアして。

この長ーい道程が、ちょうどよかった。

短い期間だったけどたくさんの収穫とすてきな出会いとに満ちた旅だった。

ほんとうに、行ってよかった。

まだまだ整理しきれない想いや考えがあるが、
これからまたどんどん勉強したいし、
自分にできることを深めてくなかで熟されていくと思いたい。

前向きな青いトマトみたいな気持ちでシャロムへ帰還。

投稿者 chaco : 12:00 AM | コメント (0)

June 12, 2008

六ヶ所村へ行ってきました3

朝ごはん食べて、ばたばたと十和田へ。
菊川さんたちともお別れ。
別れはさみしいが、みんなどこかでつながってる、大丈夫。と思う。

道が間違っていたので、電話したらヤス子さんが迎えに来てくれた。
やさしいかわいいおばちゃんだ。

ヤス子さんはラプソディーにも出てくる、無農薬でお米を作り続けている
お米農家さんだ。

核燃のことが決まったとき、心配で心配で、勇気を出してお客さんに
アンケートを取ったら、すぐにでも納入をストップしてくれという人もいて、
悔しくて涙が出たそうだ。

着いてすぐに畑へ。
土鍋カフェ楽ちゃんのやっちゃんがちょうど帰るとこで少しだけ話をして別れる。

ヤス子さんは、今年から自然農に切り替えたということで、
みんなで草を刈り倒す。
まきちゃんたちと畑やるのも久しぶり。

じきに遅めの昼になったので、母屋でみんなで味噌汁を作って食べながら
ヤス子さんとおしゃべりする。

なんだか話してて泣けて。
なんだかヤス子さんのことはちゃんと文章にできないんだけど。。。
人のつながりが宝なの。ってヤス子さんが言う。

反対運動の先頭に立って映画にも出たことで有名になり、
文字通り殺されるんじゃないかという厳しさのなかやってきたんだ。
でもヤス子さんはどこまでもかわゆく明るく温かく、すてきなお母さんで女の人で。

畑へ戻ってみんなでおしゃべりしつつ豆の苗を植えた。
話題はみんな関心ある農業のこと、自然農のこと。
ヤス子さん、ずっと農業やってきていていろいろ知ってるのに、
ちっともえらぶることなく

「へぇ~そうなんだね。あたしもやってみよう。勉強になるねぇ」

なんて言ってにこにこしている。

ある程度の年齢以上の人にとってはとりわけ、今までのやり方をやめて
新しいやり方を取り入れるっていうのは随分しんどいことだと思う。
今までの自分の生き方や価値観の洗い直しだし、ある意味で自己否定だから。

昨年日帰りで川口さんのところへ行って話を聞いてきたという
パワフルなヤス子さん。畑がこれからどう変わっていくか、楽しみだなあ。

そうこうするうちにみんなに愛隊の地球村川AKOちゃん、畑に登場。

AKOちゃんは夕ごはんになると庭先であかざをたんまり摘んできてくれて、
それをさっと炒めたり、塔だったほうれん草で汁を作ったり、
そういうことすべてが自然で、うれしいごはんだった。

(ついでに言うと、今回東北の旅は全て菜食で、
地で採れた野菜やお米や豆味噌やらがめちゃくちゃおいしかったハッピーな旅でした)

ちなみにシャロムでまきちゃんが教えてくれたいただきますの歌
(大好き!)は、このAKOちゃんが始めたんだって。

長いけど…と言いつつ、AKOちゃんが新しく考えたいただきますを教えてくれたの
で、みんなでいただきますして、それからごはんを食べた。

AKOちゃんのいただきます。

日記に書いておくからみんなもだいじな人とやってみてちょ。
やったらすごくいいけど、長いからやらないとしても、口に出して唱えながら
一度読んでみて欲しいな。
(26日の日記にUPだよ)

その日はAKOちゃんナイトだった。
紙芝居もいくつもやってもらって、いっぱいいっぱい、いいことばかり教えてもらった。

みんな違ってあたり前。
異なる意見を受け止めるということ。
そのための言葉だからAKOちゃんの喋る言葉は地球語でした。
あたしも理解すること、伝えること、、、あきらめない。

ヤス子さん、AKOちゃんどうもありがとう。
会えてほんとうによかったです。

投稿者 chaco : 12:00 AM | コメント (0)

June 11, 2008

六ヶ所村へ行ってきました2

朝ごはんの後、花とハーブの里でスタッフさんやウーフの方と草取り。

自分の畑は「草刈り」だけだし、花苑ではポットのミクロな草をちみちみピンセットで
抜いたり、なので、背丈の大きい草をばんばん抜くのはなんだか新鮮だ。

どうしてチューリップなんですか?
と菊川さんに尋ねたら、菊川さんがUターンで帰郷して、就農しようとした時点で、生協でも六ヶ所村の農家とは取引できないと
言われたそうだ。

村産の野菜の放射能数値が実際に危険なレベルだという確固たるデータがないのに…
風評の厳しい現実…。

お昼ごはんに、牛小屋(といっても今は改装されて2階がゲストの宿泊スペース、
1階がチューリップまつり期間にオープンするカフェになってます)を
一緒に建ててくれたという近所の大工さんが来ていたので、
みんなでごはんをいただいた。

まきちゃんが

「この辺りの郷土料理というか、昔からある保存食とか、どんなものがありますか?」

と尋ねたところ、大工さんはしばらく考えていたが思いあたらない風で、
少し間を置いてから、

「この辺り、開拓で入って、昔はその日食えるか食えないかってなもんで、
なにしれ食べるものなかったでさぁ。特にそういうもの…記憶にないけどな」

とおっしゃっていた。

六ヶ所の歴史として菊川さんに教えていただいたが、
この辺りは戦後に開拓された土地だという。
そこへ高度成長期に石油コンビナートを誘致する話が持ち上がり、
当時やっと食えるようになりつつあった開拓民の人達も
苦労して開拓した土地を手放したくはなかったが、

“企業がくれば仕事に困らない”
“冬場の出稼ぎにももう行かなくてよい”
(↑これは殺し文句だったらしい…うちもお百姓だったじいちゃんが
冬場はずっと静岡まで出稼ぎに行ってたからわかるけど)

あげくは札束積まれて、テレビでも洗濯機でも冷蔵庫でも、
好きなものがなんでも買えて幸せな暮らしが手に入ると言われ、
自分たちの切り開いた土地を売り渡した。

が、その後オイルショックで、計画が頓挫し、誘致予定の企業は来ない、
土地を手放した農民に仕事はない、売却した土地は宙に浮く…。

そこへ核燃の話が持ち上がり、開発がされ現在に至るということ。

ときどき、村の人はたっぷりお金もらってるんだとか、
金に目がくらんだとか
(ひどいのになると六ヶ所村では電気代が無料だと思ってる人もいるらしい!)、
いやな言い方をする人がいるが、
自分が、家族が、子供たちが食ってけない状況のなかで
誰が村の人を責められるだろう。

第一六ヶ所のケースでは核燃施設の構想が上がった時点で
すでに土地の所有権は県にあったから、争うこともできなかった。
裁判は軒並み敗訴だったそうだ。

NOが言えない、他に選択肢のない状況を作って、開発を進める典型的な構造だ。

これは六ヶ所村に限ったことでなく、日本全国の原発やその他もろもろの大規模
開発、のみならず政府開発援助という名のもとに多額の借金を負わせ、
大規模プランテーションに小作農が取って変わられた途上国も同じ構造だ。
あたしたちはそういった原発の村や途上国の痛みの上にあぐらかいて生活してるんだ…。

昨日見た延々と続く単一作物、慣行農業の大規模農地と、
その間にところどころ見えた朽ち果てた農機具小屋の風景が、繋がった。


お昼ごはんをいただいて、原燃のPRセンターへ。

予約しておいたガイドつきで、館内を見てまわる。

入口のところで最初に自然界に存在する放射能というのが目で見えるようになっていて、

「自然界に存在する放射線量は年間平均2.4msv、
それに対して六ヶ所村の再処理工場周辺から放出される放射能は0.022msv、
紙一枚で遮断できる量であり、絶対に安全です」

と言い切るコンパニオン。

海に制限なく捨てている放射能のことや、試運転の段階で原発の
制限値の2800倍ものトリチウムが検出された日があったことなどには
一切触れない。

その後もお姉さんの

「絶対に安全です」

を何度も聞くことになる。

地震は?活断層は?

「絶対に安全です」

………。

高レベルの核廃棄物をガラス固化する工程の説明部分で、

「ガラス熔融するのに相当な熱量が必要になると思うが、
CO2の排出量はどれくらいか?」

と尋ねたらコンパニオンが

「調べて後でお答えします」

とのこと。

終わってロビーにいたらその人が来て、

「確認をしましたが、そのようなデータは公表されていません」

と言うので

「原発はクリーンなエネルギーというが、再処理の過程にもCO2排出されているの
ならその点加味して評価すべきでは?」

と返すと、

「再処理に必要な電力は(運営母体の)日本原燃ではなく、各電力会社が供給し
ているものですから、日本原燃には回答する義務がありません」

ととんちんかんな回答。

その後ご丁寧に

「こんな資料なら用意してございます」

と各発電形態によるCO2排出量を比較したグラフを見せて、

「この通り、原発では発電過程におけるCO2排出はゼロで、その他のCO2排出量は
全て輸送運搬など間接的なものです」

と言う。

ズッシリ重苦しい気持ちで趣味の悪い建物を後にする。
つらい、本当につらい…。


吹越烏帽子へ。

前の晩にりえさんたちに吹越烏帽子に行きたいというと、

「おお!六ヶ所の聖地へ…!どこで聞いたの?」

って言われたが、尚子さんが行く前に教えてくれた山。

すごいすごい天然林…
きれいできれいで、気持ちがよくて。

重苦しい気持ちがすうっと軽くなって、楽しくうれしくなだらかな道をゆく。

山の八分目くらい、急に傾斜がついて笹ヤブが目立つようになり、
そこを抜けると山頂まであと一息っていうあたりからガレガレの山に急変する。
そこで下界への景色が一気に開く。

振り返った私たちの目に飛び込んできたのは、
再処理工場、ウラン濃縮工場、風力発電のファーム…
それから太陽の光を反射してきらきら輝く海と山々の緑……。


何度もその景色を振り返ってはショックで言葉少なに山頂まで。

山の頂上には祠があったのでみんなで並んでお祈りをして、
それから大地に寝転んだら太陽の光がまぶしく、
風がすごく強くて自然の全てにすっぽり包まれたみたいだった。

それからまた景色を眺めたら泣けてきた。
つらいけど、これがここの現実…。
しっかりとこの風景を心に刻もうと思う。

吹越烏帽子にはどうしても行ってよかったのだと、下山しながら、
また今でもそう思う。

あのとき一緒にいた4人それぞれが、それぞれに何か大きいものと
つながっていてありがとうと思っていて、誰も口には出さなかったけど
みんながそのことを互いに知っていた。
あの感覚はきっと忘れないだろう。

生きる勇気がもりもりと出てきた。
…ありがとう。人のつながり、大地のつながり…。

六ヶ所温泉でなかよく汗を流し、沈む夕日を眺めて、道にもしっかり迷って、
花とハーブの里へ帰宅。

りえさんが親切にも苫米地さんに連絡を取ってくれて、
明日は十和田へ行くことに。

夜は12時近くまで、りえさんやまゆちゃんを交えていろんな話をした。
いい夜。

からだはくたくたで

「野菜食べ過ぎてうんこが緑だよ~」

と口々に言い合い、興奮を静めるように寝た。

投稿者 chaco : 12:00 AM | コメント (0)

June 10, 2008

六ヶ所村へ行ってきました1

安曇野を早朝出発し、東北へ。
くるくる運転交代しながら、はるばる900キロ。
シャロムで出会った仲間と4人で。

初めてこの目で見る東北は、
緑が力強く目にしみるような美しい景色が続く。
山が豊か…ブナの森…木々がこんもり、ところどころに繁る田園。

六ヶ所村。
どきどきしながら村に入っていくと、広大な平野に畑畑畑…
大規模な慣行農業と、風力発電の街。

「北海道みたい…」

農地の広さに驚く。

道で会ったおばあちゃんに花とハーブの里までの行き方を尋ねたら、
言っていることが90%くらいわからなくてびっくりした。
でも、なんとか暗くなる前に辿り着けた。

花とハーブの里。

菊川さんとスタッフのりえさん、ウーフで来ていたまゆちゃんと
自己紹介や明日のスケジュールを相談しながら夕ごはん。

質素だが野菜がたくさんのおいしいごはん…、こういう感じ好きだなあ!

牛小屋におふとん4つ並べて、みんなで就寝。
長距離の運転で身体が疲れていたのですぐに眠りに落ちた。

六ヶ所に行こうと決めてからあっという間に、ほんとうに来た。

どんなこと…人に出会うだろう…なんだかどきどきする。

投稿者 chaco : 11:51 PM | コメント (0)

June 09, 2008

季節外れのりんご煮

りんご…冬越しりんごの最後の最後の残りを大量にいただく。

なぜ今頃…という疑問はさておき、
とりあえず鍋に入るであろう10個ばかりを持ち帰ってジャムにした。
あと段ボールひと箱くらいある…青森から戻ったら林檎三昧か。
秋のシャロムを思い出すなあ。いい思い出。匂いつきの。

夕ごはんは見切り野菜(といっても部分的に傷んだりしているくらいで、そこを
除けば充分食べることができておいしい)をふんだんにもらってきたので、いん
げんのピーナッツ和えやレタスの湯引きの中華風のたれをかけたのや、そら豆の
焼いたのやなんかを作ってもりもり食べた。もらいものの野菜で成り立つ食生活
だ。全て無農薬でおいしくてありがたい。

投稿者 chaco : 01:04 AM | コメント (1)

June 08, 2008

あわてなーい!

六ヶ所行きを控えて、なんだかバタバタする。

日中は近藤さんのコンサートのお手伝いに行ったので、帰って日没まで畑。
夕日に縋るように。

昨日今日と温度が上がったのでトマトの苗がぐーんと大きくなっていて感動。
かぼちゃもぽんっていう感じで芽がでて嬉しい。

いろいろが間に合っていないので
今年は本当にどれだけ野菜ができるかわからないけれど、
日々とどめておくことのできない変化に感動し、それは新しくて楽しいことだ。

東北に行ってしばらく畑ができないのでなんだか慌てて大豆をまいた。

慌てて種蒔きなんてちっともよくない…。

風や草や土の感じを味わいながら、そしてそれは注意していたら、
気にしないでいた時とは全く別のことを教えてくれる。
循環とかくるくるまわる感じがするいろいろなこと…。

時間がないとそういうものを味わい損ねてちっとも楽しくないのだった。

焦る私を見兼ねて高橋さんが後を引き受けてくれてありがたかった。

夜はSさんとお疲れ様ごはん。
笹原の豆の結い計画をまとめる。

畑をもう一反地続きで借りて、仲間で大豆を育て収穫し、
収穫した豆で豆腐や味噌を作る計画。

鹿の王国に(ネット張るとはいえ)豆が無事できるか不安だが、みんなでやるのは
もちろん楽しいだろうし、休耕している土地が活かせたり、普段土にあまり触ら
ない人とかも体験ができるのはいいと思う。

あっちゃんの誕生日だったので、
村中畑のじいちゃんにもらった大根と今年3本目のきゅうりを持って(!)くるみへ。

bちゃんやみなちゃんやすのすのも来て、
久しぶりにみんなで気楽な感じでごはんを食べて楽しかった。

投稿者 chaco : 12:24 AM | コメント (0)

June 07, 2008

かぼちゃメインで。

昨日栄村で買ったねまがりだけで、さば煮缶と味噌汁を作る。
しみじみおいしかった。

休みだったので畑にずっといたが、見張りのからすがときどきやってくる。
鹿よけネットの杭の上にとまってじいっと作業を凝視しているので、
近づいたがちっとも逃げてもくれないので、
ためしに持っていた鎌をちょっとだけ振りかざしたらものすごい勢いで
逃げていった。かあかあかあかあ!!!!と鳴きながら。
(びっくりした…私も)

飛ぶものの前で、人間て無力だ。飛ばなくても何もできないけど…。

交配がすごいとわかっていても、なんだか種が何種類も集まっちゃったのでかぼ
ちゃばかりいろいろ。

種まき:
二十日大根
小松菜
赤じそ
かぼちゃ
ひまわり

投稿者 chaco : 12:10 AM | コメント (0)

June 05, 2008

北信ツアー

花苑と緑化の有志で北信&秋山郷ツアー。
あちこち行ったけど、ブナ林すてきだったな~。
あんぼはうまいな~。

劣勢種の斑入りのブナを採取する馨さん。
曰く、

「いいものを取っていくのは泥棒…役に立たないものを取っていくのはこじき…」

山こじき集団…。

そしてほんとうに漁るように森の木々を見たり触ったりしてずいぶん楽しんだ。

ブナのどんぐりのまだ生きてそうに種のつまった分を森からわけてもらったので、
こぞうくんと夏休み一研究です。

こぞうくんは村外れの畑にすいかを植えてくれるそうです。
苗を買っていた。
はたしてこんな寒いとこでいいすいかができるのか…?
鹿は大丈夫なのか…?
くるみ土手と私の畑と、どっちがすいか向きなのか…?
なんだかおもしろい。

畑にちょっとだけ花が欲しいなと思ってたので、ひまわりの種も買った。
ねまがりだけも旬なので一束買った。皮を剥くのが楽しみ。

行きの車のなかで、豆の結い作戦を立てる。
畑を一反借りてみんなで大豆を育て収穫し、
来年その大豆で味噌を仕込むというもの。

夏は枝豆パーリィー。収穫祭。味噌仕込み。
ワーオ、楽しそう!!!

土地はなんとかなりそうなので、早速栄村で大豆を買う気の早い私たちであった。

投稿者 chaco : 11:31 PM | コメント (0)

June 04, 2008

鹿のことばかり考えている。

ナタラジさんで夢のようにおいしいカレーをいただいて、
まったくごきげんで

「よーし。いっちょ鹿がどれくらいいるか、見てみるか~」

と畑をまわっていったら、おびただしい数の鹿がいてほんとうにびっくりした…
暗闇に光る目。ものすごい速さでふわふわ(というように見える)飛び回る、
30頭くらい、いたかも~!

あちらさんも突然人が来たので慌てふためいていたが、
私もたいそう驚きました…。
こ、こわいよう…。

投稿者 chaco : 11:39 PM | コメント (0)

生ごみを土に還す

今日から生ごみは村はずれの畑に捨てに行くことにした。

大家さんが使っていないコンポストを譲ってくれるというので、
置くか置かないか迷ったが、結局「ほんなげ式」。
適当にそのへんに生ごみを撒くことにした。
専属カラスとか、つくだろうか。
(こうすると、作物に行かず、気に入った残飯のみを食べていくらしい)

いずれ、カラマツで杭を打って箱作って踏み込み温床を
やりたいと思うけど、いつになるかわからないのでとりあえず。

朝から種まき&夕方もみっちり畑。
午後仕事で別荘地の植え込みに同行したが、
ほっぺたを虫にさされてぺこみたい。

楢の芽吹いたのを見つけたが、どんぐりがピンク色の
双葉に変身していてすごくびっくりしたー。
かわいいの。はじめてみたよ。

緑化の3人が夕方ハウスに寄ってくれたが、すごいみんな樹種勉強してて、
ほんとうすごい!
俺なんか、葉っぱで見分ける木の図鑑を買ったきり、
一度も使ってないというのに。

明日は北信ツアーです。
秋山郷…わくわく。

memo;
村はずれ:
種まき(青じそ、おばちゃん豆、越谷いんげん、とうもろこし、たかきび、ごぼう)

投稿者 chaco : 08:23 PM | コメント (0)

June 03, 2008

どくだみ園

梅雨入り…こんなに早いとは…。

村中畑でいっとう最初にたてた畝は気合い十分で畝間水浸し…。
(つまり高すぎた…)
こうやって失敗を重ねて成長するものかな…。

今日は一日おじさまたちとハウスの片付け。

やけにドクダミがあるのでなぜドクダミなんかが
売れるのか気になっていたのだが、
馨さんに聞いたら八重咲きの変わったドクダミだった。

でももりもり繁殖しすぎてドクダミ園を形成しつつある。
これからどうなるのか、気になるところ。どきどき。

夜は哲郎さんの山荘のすばらしいお風呂に貸し切り状態で浸かり、
おいしいごはんもいただいたが、仕事もしっかり引き受けた…。

風呂あがりのビールの段階でそんな予感はしていたが、て、哲郎さん…。
うますぎでは…

操挺部の高校生の息子が帰ってきて一緒にごはんを
食べてるところへ半纏姿のじっさが、ばっさを伴って登場。

蛇や鷹や鳶やからすやの山の動物話を散々聞いたが、
全てじっさやばっさの体験談なのですごいリアリティ…。

このメンツだとおこがましいながらも高校生くんにいちばん近いポジションだった。

投稿者 chaco : 11:09 PM | コメント (3)

June 02, 2008

梅雨とトトロ

しかしよく降るなあ、雨…。
4、5月と気温が上がらなかったし、早い梅雨入り。
夏はすこぶる熱いらしいし、大変だ。

巷では食料が値上がりしているようだし、
ガソリンは170円を越えてしまった。
チベット、四川、ビルマ…。
変わらざるを得ないよね…
世界がこれだけのことをいっぺんに表している。

じゅんじくんとこの間たんぼでお茶していたら、

「今年は結合の年なんだって」

と教えてくれた。

そう…幾重ものつながりが、すごい早さでできていくのだ…。

まだみんな形を生きたりしていて試行錯誤中ではあるが、
自由の力を得て自分の暮らしと家族とを愛情を持ってだいじにしつつ、
考え方や生き方の異なる人も排除しないで尊重できる人たち
…は確実に増えてきていると思う。

半面ものすごい殺人とかもたくさん起きてて、
キリがない悪い夢のようだけど、
この世界の膿のようだと私は思う。

実家に帰ったのでテレビを久しぶりに見たが…中田英寿。
いばった物言いをする人だったので驚いたが、
なんだかさみしそうな人だったなぁ。

でもサッカーしかやってこなかったんだよね。
そのジャンル(プレイヤーとして海外で生活してゆくことも含め)に
おいてはすごーく蓄積された豊かなものがあるには違いないけど、
なんだか彼が旅に出たかった理由はすごくわかるような気がするなあと思った。

アフリカの牛糞と泥をこねこねした家のなかとかに、
ものすごく金のかかったハイファッションで
入って行ったりするところがみもの…だった。

少しワインをいただいて、
母の作った鷄南蛮を少しだけかじったら
変な時間に目が覚めて寝れないのだった…。

仕方なく、メールの返事を書いたり雨の音を聞
きつつ畑にまいた豆のことを想った。

昨日みんなでかぼちゃの種をまいたとき、誰かが

「これがトトロだったらもう生えてくるねぇ」

って言ってたけど、あの映画、こどもたちに見て欲しいなあ…。

家族とか祈りとか里山の暮らしと生き物とか…全部だいじなことが入ってる…。

memo;
村外れ:
おばちゃんの豆
小豆
ウズラ豆
村中:
苗定植(ししとう、ピーマン、茄子、トマト)


投稿者 chaco : 11:40 PM | コメント (0)

ご縁。農縁。

朝からぱりっぱりの気持ちで畑。苗の定植。

まだわたしの畑に食べられるものが何もないからか、
畑にいるとまわりの人からいろいろいただく。うんとうれしい!
今日は二十日大根とほうれん草のおろぬいたの。

村外れの畑のネット張りを地道にやってなんとか終了。
終わったとこで叔母に分けてもらった地豆を蒔いて草をかける。
そのまま土に触れて目を閉じてお祈りしたら、大きな畑の神様と繋がった。
やってることはちょっぴりなのに、満ち足りた気分。

日々新しい感情に浸されて自分の組織とかが
水を得たみたいにゆるゆる変わってくのがわかる。
ああー、畑はほんとうにいい。

これこそが求めていた生活だなという暮らし
なんだかいつの間にかできているけれど、
自分が何かをしてこうなったというより、
よきご縁が重なってある今だと心底思う。
ありがたいなぁ。

合間を縫って霧ヶ峰にSさんとお出かけ。
H川さんと三人でおしゃべり。
元気でつやつやしてかわいい人だぁ!

よもぎで染めた羊みたいな毛糸のかわいい…変なかたちのニット、
ものすごくよかったが、とってもとっても高かったので買えなかったけど、
H川さんが新たに同じ毛糸を染めてくださるというので、
作り方を教えてもらって自分で編むことにした。
秋までのお楽しみに…。

かわりにきれいなパセリ染めのモヘアを一玉買った。
帽子と小さなマフラーを編もうと思う。

投稿者 chaco : 11:00 PM | コメント (0)

June 01, 2008

霧が峰ヒオウギアヤメ

気が狂ったように焼き菓子を作りまくる日々…。

久しぶりに自分の台所が整ってうれしいのと、
夕方には仕事や畑が終わって風呂に入るとリセットしたみたいに
すきっとした気分になり、なんだか手仕事したくなるのだ。

今日はアーモンドとカシューナッツをぽんぽんと載せたココアサブレと、
そば粉とココナッツのクッキーと、
さつまいもと青のりのパウンドケーキ。

青のりって一度使ってそのまま…ってことが多いが、
ケーキに焼きこんでみたらこれがおいしいのだ。

花苑の池の前のヒオウギアヤメが咲き始めた。
すっと立つ姿は凜として、日本らしくとても素敵な紫色だ。
池をこの上なく美しくしている。

霧ヶ峰の絶滅種を馨さんがだいじに残してきたものだ。
今度N○Kさん、取材に来るんだって。

花苑はめくるめく植物ワールド。
日々驚くくらいきれいな花や、不思議な草木に出会う。

今日は畑の後で男の子たちと多肉植物ワールドを堪能。
みんなお気に入りのポットを抱えうれしそうに帰っていってかわいい笑顔たちだった。

投稿者 chaco : 11:50 PM | コメント (2)

ゆい。

いよいよ村外れの畑も始動しました。
改めて、歩いてみると、広いねー1反!

今日は鹿よけのネットを張るための杭打ちと、終わって畝たて。

お天気がこれ以上ないくらいよくて、でも風は涼しく、
絶好の野良日和。

みんなで食べるごはんやおやつもおいしかったし。

途中で馨さんが様子を見に来てくれて、第一声、、、

「なんちゅう鍬使いしとるだー」

で、実地の畝立て指導あり。超スマート。すてき。
畝もきれいだし、身のこなしもきれい。
あたしもはやくああなりたい。

少しはましになったかな?
それから、少しスピードがあがった気がする。

1反もあるので、やっと3分の一程度だけど、当面これで十分かも?
畑らしくなったねーと喜びあい、最後にみんなで横並びに
種をいっしょにまいた。
大きくなりますように!

じゅんじくん、イマイくん、KOZOくん、タカハシさん、
これなかったけど何度も連絡くれた詩織ちゃん。
どうもどうもありがとう!

投稿者 chaco : 07:17 PM | コメント (2)

自然の色、香・・・

やおや(カンビオ)バイトへ。

土付きにんじん…出回り立ての小梅…香り、色よし。

またも雨だったが、きんぴら工房さんの雨のたたずまいったら素敵だ。
なんだろー想いをともなってきちんと手が入った場所は心地よいね。

帰って明日の昼ごはんの準備。作り始めたら止まらなくなった。
小さいが自分の台所がある幸せよ。

さつまいもと黒ごまごはん
もちきびだんごの揚げ煮
ポテトサラダ
ふきと油揚げの炊いたの
車麸のカツ

明日はいよいよ村外れの一反の畑の杭打ち&畝立て。
仲間うちでゆいができるなんて最高!

投稿者 chaco : 12:10 AM | コメント (0)