2004年07月05日

【euro2004】悲しきポルトガル

なんということだろう。こんな悲しいことがあるだろうか?ぼくがポルトガル国民だったら,悲しみに暮れて,何日も放心したままだろう。

地響きのようなホームの声援をバックに,怒濤のごとく攻め込むポルトガル。しかし,ゴールを割ることは出来なかった。ボールの支配率,シュート数の差は歴然だった。しかし,先取点をギリシャに取られ,後半20分が過ぎてくると,もうポルトガルには焦りしか感じられなかった。ボールは支配しているが,最後のラインが破れない。ロナウドが飛び出し完全にフリーになった決定的場面もあったが,ゴールキーパーの素早い飛び出しと,自身の焦りでシュートは枠をとらえられなかった。

双方の監督の戦術スタイルがはっきり出ていた。ギリシャは,がっちり守備を固め,カウンターやセットプレーの少ないチャンスにかけるスタイル。ポルトガルは,個人の技術を有効に活用し,ドリブル,短いパスを多用するスタイル。それぞれの監督の母国,ドイツ対ブラジルのような試合である。

ギリシャのシュートなんて,まともなものは決勝点のシュート一本だけじゃないだろうか?コーナーキックでさえ,あの決勝点の時の一回だけではないだろうか?

それでも,負けた。まだあどけなさの残る19歳のフォワード,ロナウドの泣きじゃくる姿,倒れ込んで起きあがれないフィーゴ。呆然と,しかし脳裏に焼き付けるかのようにギリシャイレブンを見つめるルイ・コスタ。無言のまま顔を覆うスタンドのファン。悲しい,あまりに悲しい光景だった。

開幕カードが閉幕カード。考えてみれば,ポルトガルからすればもっともやりにくい相手,ギリシャからすればもっともやりやすい相手だったのではないだろうか。だから敗因はポルトガルが先取点を取れなかったこと。やりにくい相手だと戦前から考えてはいたのだけれど,実際に先取点を取られたことで,ほんとうに試合をやりにくくしてしまったこと,これつきる。タラレバの話をするのは無意味で,そして悲しいことなのだが,先取点を取っていれば,ポルトガルは多分3点は取っていただろう。そう思わずにはいられないほどの,悲しきポルトガルだった。

Posted by daisuke | TrackBack | オフィシャルサイトトップへ戻る









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